【Canon】11月、秋風に手を振って ー憧れー
待っていました。頬撫でる風に秋の匂いが混ざるこの時を。
待っていました。憧れ続けたこのカメラを使えるその時を。
キヤノンユーザーならば一度は使ってみたいと思うカメラ、「EOS-1DX MarkⅡ」。左肩には誇らしげに輝く「D」のバッジを配し、日本の、ひいては世界の報道やスポーツ現場の“今”を伝え続けたメッセンジャー。
そのカメラに「EF85mm f1.2L Ⅱ USM」を装着し、夢の島へ行ってまいりました。
長年の夢だった組み合わせで撮影する場所が「夢の島」だなんて、素敵な偶然もあったものです。久しぶりの潮風も、なんだか祝福してくれているかのよう。カメラの重量は普段よりずっと増えているのに、私の足取りは軽やかなのでした。
さて、1Dシリーズには専用の高電圧なバッテリーが搭載されています。それによりレンズのオートフォーカスが高速化するという利点があり、今回まさにそのことを実感できました。エスカレーターに乗りながらとっさにAFを駆動させたのですが、迷うことなく合焦。
これが愛用のEOS 6D MarkⅡでは、間に合わなかったと思います。同じレンズなのに、明らかに動作が違う。
「どうだい?」という得意げな声が、カメラから聞こえてくるようです。