【FUJIFILM】XF16-80mm F4 R OIS WR という目
皆様、こんにちは。朝晩の空気も冷え込み始め、秋本番の到来を感じさせる陽気となりました。
体調の変化が著しい時期ですが、お身体に気を付けながら秋のカメラライフをお楽しみ下さい。
富士フイルムから新登場した「XF16-80mm F4 R OIS WR」を持ち出して初秋のお台場でスナップ撮影をしてきました。
今回の使用機材です。
ボディ : X-T3
レンズ : XF16-80mm F4 R OIS WR
まず結論から申し上げましょう。
この組み合わせ、最高です。
カメラを持ち出し写真を撮るというシンプルな愉しさを呼び起こしてくれます。
そしてボディとレンズ合せての重量は979g。一日中持ち歩いても苦になりません。
あえて申し上げるならば、多少フロントヘビーかなといったところ。
ですが、35mm判換算で24-122mm相当の画角をF4通しで撮影でき、6.0段分の手振れ補正と高速なAFに加え、防塵防滴性能を併せ持っていることを考慮すれば、今後のXシリーズの常用レンズとして様々なシーンで活躍すること請け合いです。
お台場の成り立ちは1853年(嘉永6年)のペリー艦隊の来航の時期にまで遡ります。
艦隊の来航を脅威と感じた幕府は江戸の防衛策として、洋式の海上砲台を設置するための砲台場(台場)を品川沖に築造することを決定。
当時は11基から12基の台場を等間隔で築造する計画であったそうですが、幕府の財政難が尾を引き第六台場までが完成に至りました。
通称で「お台場」と呼ばれることが多いですが、これは幕府に敬意を払って台場に「御」をつけたことが由来だそうです。
現在の第三台場は台場公園として整備されており、砲台跡(レプリカ)などを見ることができます。
圧縮効果を使って撮影しました。焦点距離80mm(35mm版換算122mm相当)での撮影ですが、十分にその効果を感じさせてくれます。
歴史的な史蹟と現代の建造物を背景にSUPを楽しむ光景が印象的でした。
焦点距離16mm(35mm版換算24mm)での撮影です。パースペクティブが効き、その場の空気感が伝わってきます。
錆びついた錨が置いてありました。金属の錆びついた質感が色合い豊かに描き出されています。
また、前後のボケもナチュラルな表現で、アマチュアからプロの方まで誰もが使いやすいズームレンズだと感じました。
小さい秋、みつけました。
素早いAFが可能なため、こうした一瞬の描写にも期待が持てます。
逆光での厳しい条件下での撮影でしたが、難なくこなしてくれました。
ローアングルでシャッタースピードを1/8秒まで下げて撮影しました。不安定な姿勢での撮影でしたが、6.0段分の強力な手振れ補正が効果を発揮し、よりダイナミックな写真表現を可能にしてくれました。
西日が柔らかくどこか寂しげに海面を照らし、徐々に気温が下がり始めてきました。
黄昏時を向える初秋のお台場です。
皆様も富士フイルムから登場した待望のズームレンズ、XF16-80mm F4 R OIS WRという目を持って四季折々の豊かな表情を写真に刻み込んでみてはいかがでしょうか。
≪ 編集後記 ≫
皆様は、カメラの起源について考えられたことはあるでしょうか。恥ずかしながら私は今までまったく…でした。
そこで、この機会をお借りして少しだけ調べてみました。
カメラの始まりは1021年にアラブ人科学者によって発明された「カメラ・オブスクラ(camera obscura)」と呼ばれるもので、暗い部屋に小さな穴をあけ、そこから入ってきた光が室内の壁に反射することで、外の景色が壁面に映し出されるという仕組みだったようです。
ちなみにカメラはラテン語で「部屋」、オブスクラは「暗い」という意味なんだそうです。
ちょっとした知識でも知っているのと知らないのとでは、カメラに対する捉え方が多少違って見えてくるのは不思議なものです。
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