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【Nikon】ニコンカレッジ体験レポート

ニコンカレッジ体験レポート

皆様は、Nikonが行っている、「ニコンカレッジ」という講習会をご存知でしょうか。
今回は、ニコンユーザーでもある筆者が、実際にニコンカレッジの講座会に参加してきましたので、その様子をお伝えさせていただきます。

・ニコンカレッジとは?

ニコンカレッジ

ニコンカレッジとは、ニコン製品を使っているユーザーに対し、ニコンが提案する、写真スキルアップの為の各種の有料講座のことを指します。
講座には実際にプロカメラマンを講師として招き、入門、初級、中級、上級といったクラス別で、即日で完結する単発のものや、複数回に分けて行われるものもある、実践的なもの。
中には女性のみで行われる「フォトフェミ」と呼ばれる女性限定講座もあるので、老若男女問わず、「写真の技術を上げたいけど、どんなところに参加したらいいか分からない・・・」といったお悩みも解決できます。
例えば、普段中々聞けない、ストロボを使った撮影や、撮影スタジオにモデルさんを招き実際の撮影ノウハウを学ぶものなど、自分のスキルアップを実現する、様々な種類のものが随時企画されています。

その中で今回は、「“画角感覚” を身に付けるとフレーミングが決まる!~レンズワークを活かしたポートレート~」という、初級・中級向けながら、比較的基本に立ち返った撮影講座を受講させていただきました。

・実際に撮影に行ってみました。

11月某日、都内近郊のスタジオにて集合との通達が自宅に郵送で届きました。
実は、私は現職に就く前は写真の専門学校の生徒でした。そういった意味でこのような講座を受講するのは経験が無いわけではないですが、企業が企画するものに参加して、知らない方と合同で写真撮影に臨むのははじめての試みでしたので、緊張でどきどきしていました。

撮影スタジオ
実際に撮影を行うスタジオ。内装がクラシカルな雰囲気で、どこにカメラを向けてもなんだか絵になる雰囲気です。
自然光がよく回るスタジオということで、ストロボを使用しない場合の光の捉え方が重要なファクターになるとのこと。

当日撮影の指導をしてくださるのは現役プロカメラマンでいらっしゃる小山敦也先生。女性写真を中心に精力的に活動されている方です。

参加者は私含め全員で9名。モデルさんごとにチームに分かれて撮影を行うこととなりました。
カメラは貸し出しもあり、今回はZ7、Z6や、対応する最新のレンズのZ 24mm F1.8 Sなども貸し出しを受ける事ができました。ちなみに私はZ6とZ 24-70mm F2.8SとZ 85mm F1.8S、オールドレンズの50mmで撮影に臨みます。
何度も講座を受けてらっしゃる方もいるようで、皆様テキパキと準備をしていきます。所持している機材もD850やZ7など高級なものも。
分からないことなども、受講者同士でコミュニケーションをとって、試行錯誤しながら進行していきます。小山先生が常にスタジオ内を見回っているので、実際に指導を受けながら写真を撮っていく事もできました。

・いざ撮影へ。

ナナさん
(ISO200 SS:1/200 F2.8 [Nikon Z6 +NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S] )

実際に撮影に参加していきます。
「もう一歩ほど歩みよってもいいかな」などと指導を受けます。普段風景ばかり撮影している私。モデルさんを前にワーキングディスタンスをつかめずにスタートといった塩梅。
思い切って距離を詰めてみます。
ここまでモデルさんと距離を詰めてポートレートすることは今まで自分では恐らく無かったことなので、緊張と、新鮮な気持ちが入り混じります。

「様々なレンズの焦点距離を使用し、悩みながら、そして工夫しながら撮影すれば、パースやフレーミングの感覚がつかめ、さらに立ち回れるようになる」、と小山先生。

ほしのさん
(ISO400 SS:1/15 F2.8 [Nikon Z6 +Z 24-70mm F2.8 S] )

モデルさんの動きだけでなく、差し込む光の状況も刻一刻と変化していきます。自然光ライティングは時間の経過と共に立ち位置も考えながら撮影して行きます。
鏡越しに撮れないかな?とアプローチしてみました。

・撮影を終えて

撮影後、夕食休憩の時間をはさみつつ、新宿のニコンプラザに再集合しました。
いよいよ今日の撮影の講評の始まりです。
実際に撮ったみなさんの写真を全員で確認し、いい点、悪い点を抜き出し、次回の改善とするものです。
専門学生時代が懐かしまれる瞬間でもありました。

講評のようす

皆様真剣な面持ちで、自分の写真に対する批評をメモに取っていました。

小山敦也先生

時にユーモアを交えつつ写真の説明をされる小山先生。
先生や皆様のおかげで、撮影から講評まで、適度に緊張感がありつつも、和やかな雰囲気で進行しました。
このようにして、一日完結の講座は終了しました。

・写真を教わるということ

写真はあくまで記録の手法のひとつですが、表現の手段としての側面も持っています。いまやスマートフォンで誰でも指先一つで綺麗な写真を撮影する事ができる時代ですから、まさに「国民皆写真家時代」といっても過言ではないかもしれません。
その中でカメラを持つというのは、きっかけとしては趣味性の面が強いのではないかな、と思います。
趣味をやるなら、誰しも上達したいはず。とりわけ、カメラは決してお安いものではありませんから、折角なら上手に綺麗な写真を撮れるようになりたいものです。
ニコンカレッジはそういった願いに真摯に向かい合ってくれると参加して感じました。
初心者・上級者問わず、門扉は広く開け放たれていますので、ニコンを使っている方も、これからニコンを購入される方も、是非、チェックしていただければと思います。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:19年11月19日 20時15分 ]

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