【Lensbaby】創造者に新しい「創造」を。
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/80 – F2 – ISO:1600
皆様はLensbabyというメーカーをご存知でしょうか。
アメリカで生まれた、他メーカーにはない独特なボケの表現を可能とするレンズを生み出しているメーカーです。
写真の四隅がぐるぐるボケを生み出すBurnsideや、マクロのようにとても寄ることができ、さらに開放で使うと柔らかいボケを表現するVelvetや、独特な表現を一つのレンズで活用できるTrioといったラインナップがございます。
私がまず注目したのはvelvetでした。Velvetが表現する柔らかい写真に惹かれ、Lensbabyに興味を持ち始めたのがきっかけでした。
Lensbabyはレンズだけでなく、写真家の表現を2倍にも3倍にもしてくれるアイテムがたくさんあります。
そんなアイテム中でも2019年8月に発売された、「OMNI クリエイティブフィルターシステム」を使用してみました。
OMNI クリエイティブフィルターシステムはスモールとラージに分かれており、使用するレンズのフィルター径に応じて選びます。特殊表現を行うためのアイテムを磁石で装着し、必要に応じ位置と角度を調整して撮影を行います。
今回はこちらを用いてポートレート撮影を行いました。
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/40 – F2.8 – ISO:1250
※OMNI未使用
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/125 – F2.8 -ISO:2000
※クリスタルシーホース使用
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/80 – F1.8 – ISO:1600
※レインボーフィルム使用
クリスタルシーホースを使用することで、通常のボケでは作れない、独特の反射やボケを表現することができます。
また、レインボーフィルムを使用することによって使用前の通常の写真に比べて、幻想的に表現することができます。また、角度を調整することによって虹色の表現を少なくしたり、強くすることもできます。
虹色の表現の強弱は撮影対象の光源の位置や、フィルターの装着位置によって異なるため、撮影の時間、場所が変われば毎回新しい表現を創ることができます。
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/125 – F2.8 -ISO:2000
※レインボーフィルム・クリスタルシーホース併用
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/80 – F1.8 – ISO:800
※レインボーフィルム・ストレッチグラス併用
さらに、レインボーフィルムとストレッチグラスを重ねて使うことで、虹色の表現を引き延ばし幻想的な表現をより容易にします。クリスタルシーホースと併用することで、虹色を複数作り出すことも可能にします。
SONY α7RIII – Tokina atx-m 85mm F1.8 FE
1/125 – F2.8 – ISO:1250
※レインボーフィルム・クリスタルシーホース併用
今回はポートレート撮影でしたが、ポートレートだけでなく、日常のスナップ写真にひと手間加えることで、非日常を表現することでもできます。Lensbabyのサイトで突然目にとまったOMNIクリエイティブフィルターシステムですが、しばらく撮影のお供になりそうです。
ぜひ、新たな光の反射を活かして作品のレパートリーに取り入れてみるのは、いかがでしょうか。