春といって一番に思いつくのは「桜」。
過去に撮影したものですが、少しお付き合いください。

桜の開花もだいぶ進み、白色、淡紅色のものが多く咲いていました。
陽光を背に受けて、まあるい花弁が白く輝いて見えます。

普段見慣れた景色も、桜の色が加わると途端に華やぎます。
その変わり様が桜の魅力のひとつであり、万人に愛される理由なのではないでしょうか。

階段を下った先が道路下のトンネルになっており、少しひんやりとした空気が流れています。
はじに覗いた桜が、ひんやりとした中に春の暖かさを感じさせてくれます。

そこから少し歩いた所にある案内板の屋根。
比較的新しい柱などとは対照的にぼろぼろに朽ちていて、苔が生えている個所まであります。

通りに出た所にある桜も、綺麗な花を咲かせています。

道路脇には、白色と黄色のかわいい花がみっつ並んで咲いていました。
不勉強な私には名もなき花なのですが、そのかわいらしさについ足が止まりました。

桜の樹の横を家族連れが通り過ぎます。
お父さん、お母さんと手をつないだ男の子は、楽しそうに歩いていました。

中学校の門前にも幾本もの桜の樹が。
この樹の下を、たくさんの新入生が希望に満ちた表情で行き交うことを願って止みません。

今年の春は、柄にもなくそんな事を思ってしまう春です。