写真を振り返る。

外出できないとき、そういえば撮っておいて
そのままにしていた写真が沢山あるな、と思って掘り返してみました。

これは去年の夏頃。
Panasonicから発売された「LEICA DG VARIO-SUMMILUX 10-25mm F1.7」で撮った写真です。
三本分の単焦点が詰め込まれたズームレンズ（しかも開放値F1.7!!）として話題になりました。
その謳い文句に偽りなし、とも思えるズームレンズでしたのでそれが少しでも伝わればいいなと思います。

まずワイド端の10mmの開放。
35mm判にして20mmという超広角の部類に入りますが
地平線のほうを見ても歪曲はとても抑えられているように感じますし、ディテールも細かく描写されています。

(35mm判換算)20mmという画角ですが、一言で言えばすごく気持ちがいい。
もう自分の視野ではイメージ出来ない世界がファインダーに拡がって、
「いつかどこかで見た非日常の景色」が連想されます。

暑くて水分補給多めな一日でした。
この日は初めて江の島を自転車で周るということをしたのですが
なかなかの運動量となりました、弁天橋を走るのはとても気持ち良かったです。
夏といえばこの清涼飲料水。
ワイド端10mmでどの距離から撮れるんだろう、と飲んでるフリを撮ってみました。超広角の撮れ幅を実感。

10mmでは少しだけ広い、、という時には15mm。(F1.7開放)
単焦点でも発売されている15mm(30mm)という画角もとても使いやすい画角です。

こちらは21mm。35mm判換算で42mmです。
40mmはパンケーキレンズおなじみの人気のある画角です。
こう使っていると超広角から人気のある標準レンズまでを一本で運用できるすごいレンズだなと思いました。

こちらはテレ端25mm。
35mm判換算にして50mmという標準域画角です。
あまり寄りの画にはせずF値4.0と絞ったところ奥の細い線まできっちり描写されています。
こだわるポイントではないにしろここまで写ってくれると信頼度がぐんぐん上がります。

ここからは個人的に撮るのに夢中になってしまったクラゲの写真をご紹介いたします。

青の水槽のクラゲがこんな風にぶつかっていくシーンを、一人でドキドキしながら撮っていました。
館内の照明も見方によっては星のようです。

個人的に水族館を撮影しようと思ったときに超広角だけで撮影に臨みはしないので標準までズーム出来るこのレンズは
こういった光量の少ない水族館、室内などで抜群のパフォーマンスを発揮してくれるなと思いました。

広角10mm(35mm判換算20mm)で明るいレンズというのは単焦点で存在します。
しかしF1.7という明るさを持つ超広角「ズームレンズ」というのは唯一無二の存在です。
この20mmから50mmまでの明るいレンズで臨機応変に撮影できる。という体験はなかなかに興奮します。
電池残量を気にしなければもっと撮っていたかもしれません、
ここで撮りすぎてこの後電池切れです。
このレンズを使うと撮影意欲が湧くので予備のバッテリーを推奨いたします。

マイクロフォーサーズのレンズとしてはサイズも重量もありますが
そのデメリットなど霞むほど使い勝手と画質に優れたレンズだと思います。

最後の最後にアザラシ様が顔を出して見送ってくれたので本日はこのへんで。