二眼レフは、いかがですか?! その3
前回のプラプラしたものと違い、メカ好きも納得できる重厚感があります。特に革張りされていないフォーカシングフードは、散歩中肩から下げていても自然と手でナデナデしたくなるような・・・(って、メカ好きを露呈していますね。)
パッと見、ローライフレックスとコードを足して2で割ったような感じ、真似っこと言われてしまえばそれまでですが、クランク式はやっぱり使いやすいですし、コードと同じバヨネットⅠのレンズまわりで、コードのアクセサリーが流用できるのもうれしいところです。(日本の二眼レフって、アクセサリーが手に入りにくくなってしまって、困っている人も多いですよね。)当時の技術者がローライを細部まで研究して、追いつけ追い越せで作った渾身の作品という気がします。
そう「追い越せ」です。何といってもすごいのが、最短撮影距離65cm!! ローライナーがなくっても近接撮影が気軽にできるんですよ。(この際、パララックスは気にしちゃダメ!) スクリーンも独自の技術で、当時としては明るくピント合わせがしやすいものです。 撮影レンズのトプコ-ル75cmF3.5は、3群4枚のテッサータイプ。シャープさに関しては全く問題なし。
日本の二眼レフというとミノルタ オートコードを思い浮かべる人も多いと思いますが、使いやすく実用的なプリモフレックス オートマット、程度の良いものを見つけたら「買い!」かも。
なお「プリモフレックスにふれるんだったら、こっちも忘れちゃいけないよ」のプリモジュニアに関しては、またいずれということで・・・ 続く。 (文責・イット)