二眼レフは、いかがですか?! その13
んなわけないか…
このシリーズの最初に「『二眼レフ=ローライ』…だけじゃない!!」って豪語してたんですが、最近気が付いたらローライの話題ばかりでした。 初心に戻って、今回はシーガル! かなり前の回で、シーガルについて触れました。 その時のおさらいですが、現行のシーガルの機種は、大きく分けて3種類。 上位機種は、クランク巻上げで3群4枚テッサータイプの撮影レンズが付いたもの。 同じくクランク巻上げ3群3枚トリプレットタイプのレンズの付いたものがあり、最廉価版はノブ巻上げ(赤窓式)でトリプレットタイプのもの。 フィルムの巻上げを赤窓を開けて確認するのは高感度フィルムを入れると感光する恐れもあるので、お奨めは先の2タイプ。 付いてるレンズで選択するとよいですね。 二眼レフは初めて、風景やポートレイト、スナップなどオールラウンドに撮りたいという方はテッサータイプのほうが安心かな。 シャープで隅々まで画像が安定しています。 このお値段でこんなに写っちゃっていいの? って感じ。 でも、ちょっと遊びたいなら… トリプレットタイプのレンズが付いたものもいいですよ。 上の写真のカメラは現行ではないのですが、トリプレットレンズ付きです。 今回は、その作例を何枚か。
というわけで、庭にゴーヤーがなりました…
ゴーヤーのポートレイト。 この後、サラダにしておいしくいただきました。
なぜにゴーヤー… だって、モデルさんがいなかったんだもん… まぁ、これをかわいい彼女さんだと思ってくださいって、刺されますね… 見て欲しいのは、画面左下あたりや奥のほうの画像の流れ方… 渦を巻いたようになっているのがわかりますか? これがトリプレットタイプのレンズ特有のぼけ方です。 一番上の写真(コンパクトデジカメで撮りました)と同じ場所ですが(つまり、ゴーヤーを刈った後なんですが…)周辺の写り方が全く違います。 うーん、さすがコンデジ …って違う!! この画像の流れをどう感じるかで好みが分かれるところなんですが… 私は個人的にトリプレット好きです… 変?…
上の写真は、曇りの日に絞りF5.6で、下は晴れた日に絞りF11で撮りました。 天候の違いもあって厳密な比較にはなりませんが、周辺の写り方がかなり違うのは分かっていただけるかと思います。 上の写真、別に風が吹いてるわけではありません。 でもウズウズしてるでしょう… うまく使えば、中心が浮き上がった独特の表現が出来そうですよね。 絞り込めば、流れは消えます。
ついでなので、通勤途中の新宿の風景。
これは絞り開放… グルングルンしてます!
絞るとキッチリカッチリ!
F8くらいまで絞っていれば、ぼけもかなり自然な感じ…
シャッター速度が1/300秒までしかないことや、シャッターをチャージしてから速度を変えようとすると壊れる恐れがあるなどの不便な(というか危険な)点や、まぁ何より見た目のチャチさはありますが、自分の撮影意図に合わせてかなり遊べるカメラでもあります。 どうっすか、1台? 貴方もゴーヤー撮りません?!
今回、下手なの承知で、真面目に作例いっぱい載せました… やれば出来るんだって自分を褒めつつ、冷静になってみると、朝の通勤時間に新宿でネクタイ締めて二眼レフ抱えてる図って… やっぱ変?? …不安になりつつ、続く… (文責・イット)