【マップカメラ情報】速報!SONY α900 インプレッション&試写画像
最高級機種というのは、重いというのが常でした。 やはり、「最高級」という限り、ちょっぴり見た目の大きさよりもズシッとした重みを感じるほうが高級というか、 中身がつまっている感じがして、所有欲を満足させたりもするものですが、いざ使ってみるとその重量が、ストレスに感じることもあります。 しかし、このα900。見た目に対して、重いという感じがしません。 全面マグネシウム合金で作られているため、かなりの剛性をもちながらも僅か850g。 その上、グリップの形状がかなり練られているようで、持った感じが非常によく、持ち重りがしません。 今回の試写では、ストラップもつけずに手で持ちあるきながらの撮影でしたたが、使い心地はすごくよかったです。
35mm判フルサイズ機としては現時点世界最高画素数の2460万画素。
イメージャー内でのノイズリダクションを行い、ノイズが発生する元から対策がされているとのこと。
シャドー内にノイズはほとんど見られず、高品位な画質を実現しています。
フルサイズだと、同画角のAPS-Cサイズのデジカメよりボケ幅が広く取れます。
50mmレンズもそのまま標準画角のレンズとして使用できるので、明るい開放値を活かし、背景を大きくぼかした被写体を際立たせる撮影をすることができます。 (ちなみに西新宿は写真工業発祥の地。α900に繋がる原点がここに。)
絞り:F2
シャッタースピード1/160
ISO感度:200
露出補正:-1.0
■中判フィルムカメラを彷彿とさせるような描写。
コントラストの低い被写体も適度なメリハリをもって描写されており、湿った空気感もそのまま。
ここ数年でメモリの価格は、かなり安くなりました。 それに伴って、一度に撮影する枚数もフィルムに比べると遥かに多くなっているのではないでしょうか。
しかし、撮影した画像を後で選ぶのは、以前にも増して手間のかかる作業になってませんか?
また、撮影した後から被写体と画像との色味など大きく印象が異なったということはありませんか?
このインテリジェントプレビューは、「大量に撮影して後から選ぶ」方法ではなく、「撮影時点で必要な画像を被写体と見比べながら一枚づつじっくり撮影」するのに、大変向いている機能です。 具体的にはまず、絞りのプレビューボタンを押して離します。
するとその際、シャッターがレリーズされます。その撮影画像を、写真画質270dpiの背面液晶を見ながら露出補正などをし、次にシャッターを切るとその補正値が反映され他撮影ができるという機能です。 ちょうど、商品撮影をポラロイドを切りながらじっくりと詰めていくような撮影を、仕上がり予想を見ながら簡単にできるようになっています。新規な機能を付け加えていくのではなく、カメラとしての基本的な機能を使いやすくするという設計にSONYのスチルカメラに対する好感が持てます。
外観上で特筆すべきなのが、角ばったデザインのファインダーですが、このファインダー、外観だけではありません。
使ってみて最初に驚かされるのが、このファインダーの見やすさ。極めて明るく、キレがある。 ファインダーは撮影の結果を想像しながら写真の構図をきめるための重要な部分。 見えがよいほど、よいビジョンも得やすいもの。よいビジョンは、よい写真に繋がります。 また、この明るさは、暗がりでピントの確認をする際、強力な武器になります。 尚、このファインダースクリーンは交換可能で、ユーザー自身で交換することが可能なうれしい設計。
高画素数ということは、その撮影画像データも比例して巨大なものになります。
相応の高速画像処理が必要になりますが、α900では、DualBionzという2つの画像処理エンジンを並列処理する技術によって、高画素数にも関わらず秒間5コマの高速連写を可能にしています。
大口径レンズ、マクロレンズやフィッシュアイなど特殊なレンズには、手ブレ防止機構が技術的に難しいといわれています。 ボディ内蔵手ブレ防止機構なら、すべてのレンズで手ブレ防止機能を使用することができます。 機動性優先で三脚無しの撮影でも、感度設定低めにした高画質な撮影が可能です。
SONY α900の詳しい仕様は<三角矢印>こちら