【カメラ関連ニュース】ニコン
ISO102400相当での撮影を実現したデジタル一眼レフカメラ「D3S」を11月27日に発売すると発表
【主な内容】
「D3S」は、「D3」(2007年11月発売)が誇る高感度をはじめとする基本性能や操作性をより進化させ、新機能を搭載し、完成度を高めたニコンFXフォーマットデジタル一眼レフカメラの新たなフラッグシップモデル。新開発のニコン FXフォーマットCMOSセンサーを搭載し、有効画素数は12.1メガピクセル。また、ISO感度は 200~12800 まで常用感度域を拡大し、「D3」の常用感度の上限ISO 6400 からさらに進化した。低光量下でもノイズの影響を最低限に抑えた、高感度低ノイズ撮影を可能にしている。
動画記録機能の「Dムービー」には、新たに「高感度動画撮影モード」が加わり、「高感度動画撮影モード」に設定すると、感度範囲が通常のISO200~12800からISO6400~Hi3(ISO102400相当)まで対応する。静止画切り出し機能を含む動画編集機能も備え、さらに、ライブビューボタンや撮影情報を素早く確認できるインフォボタンを追加するなど操作性を向上した。
イメージセンサークリーニングは、ローパスフィルターを4種類の周波数で振動させ、撮像素子表面のゴミを落とす仕組み。今回、FXフォーマットのフラッグシップ機として初の搭載が実現した。
・発売予定日:2009年11月27日(金)
・有効画素数:12.1メガピクセル
・撮像素子:36.0×23.9mm サイズCMOS センサー、ニコンFX フォーマット
・レンズマウント:ニコンF マウント(AFカップリング、AF接点付)
・記録媒体:コンパクトフラッシュカード(TypeI、UDMA対応)
・連続撮影速度:FX フォーマット時: 最大約9コマ/秒 (撮影範囲、1.2×時、5:4時も同様)
DX フォーマット時: 最大約11コマ/秒
・液晶モニター:3型低温ポリシリコンTFT液晶、約92万ドット、明るさ調整可能
・電源:使用電池:Li-ion リチャージャブルバッテリーEN-EL4a 1個使用
AC電源:ACアダプターEH-6(別売)
・大きさ(WxHxD):約159.5 × 157 × 87.5mm
・質量(重さ):約1240g(バッテリー本体、メモリーカード、ボディーキャップ、アクセサリーシューカバーを除く)
■「ニコン Fマウント」誕生50周年を記念し、ボディーキャップデザインを変更
ニコンの一眼レフカメラとその交換レンズ「NIKKOR(ニッコール)」に採用している、カメラにレンズを装着する機構「ニコン Fマウント」が今年6月で誕生から50年を迎え、この機械的形状は50年間変わることなく、最新のデジタル一眼レフカメラでも採用されている。これを記念して「D3S」から、ボディーキャップのデザインを変更。キャップには従来のニコンロゴとともに、「F マウント」の文字を入れたデザインを施している。