【OLYMPUS】プロファイルコントロールを使ってみましょう。
OLYMPUS PEN-F
コチラのカメラはクラシカルなデザインと内蔵された様々な機能が人気を博し、
製造終了した今でも、お客様からの問い合わせが多いカメラです。
今回はPEN-Fに内蔵されている機能の1つ、モノクロー・カラープロファイルコントロールについて紹介いたします。
まず下の写真のようにPEN-Fに搭載されていますクリエイティブダイヤル(①)を「COLOR」または「MONO」に回して設定します。
そして、②のレバーを左右どちらかに動かすと、プロファイルコントロールの画面が出てきます。
すると、下記の写真の様な設定画面が出てきます。
カラーですと、各色の強弱。
モノクロですと、カラーフィルターの種類とその効果の強弱が選べます。
それ以外にも、②のレバーを動かすことで「ハイライト&シャドウ」の調整や「シェーディング効果」の調整も出来ます。
今回はカラープロファイルコントロールを使用して、
自宅の観葉植物やドライフラワーを撮影して来ました。
OLYMPUS PEN-F + SIGMA C 56mm F1.4 DC DN
観葉植物の根本あたりを撮影。
カラープロファイルコントロールを使用し黄色とオレンジを少し強め設定。
葉の部分だけではなく根本や少し枯れ始めた部分も発色が良くなっています。
OLYMPUS PEN-F + SIGMA C 56mm F1.4 DC DN
設定をそのままにドライフラワーを撮影。
花の名前は失念してしまいましたが、こちらも通常は少し暗めの紫色が温かい雰囲気の花に生まれ変わりました。
OLYMPUS PEN-F + SIGMA C 56mm F1.4 DC DN
ここで、一気に設定を変更して青系統の色だけ発色を強め、その他の色は極力抑える設定にします。
すると、同じ花でも暗い雰囲気になってしまいました。
同じ花でも色の設定一つでこうも印象が変わると、色の重要性を感じてしまいます。
OLYMPUS PEN-F + SIGMA C 56mm F1.4 DC DN
同じ設定で、今度は薔薇のドライフラワーを撮影。
普段から脆く手に取るだけで崩れそうですが、
それがより強調され、少しでも触れたら崩れそうな印象を与えています。
今回は色設定のみでしたが、この機能を使用することで設定を細かく変えられ被写体に向き合う事が出来ます。
そして、まるで絵画の様に自らのイメージを写真に描き出す事が出来る機能です。
是非この機能を使用してみて下さい。