夕暮れの京都、たしかまだ上京する以前、なんとなく散歩程度にお出かけした時の一枚です。
その当時の機材はCanon EOS5と、おそらく使ったレンズはCanon EF70-200mm F4L ISのズームレンズだと思います。
鴨川の川沿いを歩き回ってゴイサギを撮影するのが好きでした。
この写真を撮った時、何年の何月何日だったのか、どんな一日だったのか、記憶にはありません。
しかし、シャッターを切るまでの数秒間だけは覚えています。
対岸から飛び石を渡ってくる二人の影、渡り切ってしまう前に急いで撮らねば、と焦っていました。
きっとこの一枚が無ければ、その数秒の記憶さえ留められずに、この日の記憶は一切残っていなかったと思います。
家から出なくても、何も無くても、一枚だけシャッターを切ってみてください。
毎日一枚撮影すれば、毎日の記憶を少しずつ思い返すことが出来るかもしれません。
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