あの日の夕陽を想う。
家の中で多くの時間を過ごした約2か月間。撮り貯めた写真の整理などされた方も多かったのではないでしょうか。
私は今まで撮って来た写真を整理する目的でハードディスクを開いたものの、結局昔の写真を懐しむだけで何も進まず。ただただその時の想い出に浸って終わってしまいました。
そんな写真の中から夕陽をテーマに少しご紹介しようと思います。
1枚目に載せた写真は15年前にネパール・パシュパティナート寺院で撮った夕陽。カメラはHOLGA120に35mmフィルムバックを装着したものです。この時が初めてバックパッカーでの海外一人旅。大切な事をたくさん教えてくれた、思い入れ深い旅の記憶です。
初めてデジタル一眼レフを買って間もない頃に撮った写真。場所は井の頭公園。
当時住んでいたアパートから徒歩で20分くらいの場所だったので、よく散歩や撮影の為に足を運んでいました。20代の楽しい思い出が沢山ある公園です。
憧れの地の一つだったインド北奥の地・ラダックを旅した時の1枚。標高3500mにある荒涼とした大地と、そこに暮らす優しい人々。バイク(ROYAL ENFIELD)に跨り、各地の寺院をめぐりました。
2011年の4月上旬、やっと仙台行きの高速バスが再開し、地元に戻った時に撮影した1枚。まだまだ地元は復旧が進んでおらず、とりあえずは幹線道路は通れるようになった状態。「こんな時でも夕陽はキレイだと思えるんだな」とひとり言を発したの覚えています。
公園に咲いていたコスモスを撮った1枚。カメラは確かKonica IIにILFODE400を入れて撮ったと思います。実は嫁さんと恋人になった日に撮った写真です。
夕暮に河川敷で撮ったススキ。カメラは確かX-Pro1にアダプターを付け、Carl Zeiss Jena PANCOLAR 50mm F1.8を装着していたと思います。この頃の機材から段々とカメラの趣向性が変わって来たのが分かります。
子供が1歳のころの写真。カメラはX-Pro1にCONTAX G用のBiogon 28mm F2.8を付けて撮ったもの。この頃から写真の被写体は子供ばかりになりました。
いつかの公園での1枚。カメラはX100Fです。
昨年9月の宮古島にて。息子にとっては初めての飛行機、初めての南国。きっと想い出に残る旅行だったでしょう。カメラはLeica M9にContax C用のCarl Zeiss Sonnar 50mm F1.5の組み合わせ。
普段は何も気にせずパシャパシャと写真を撮っていますが、カメラは思い出を写真に残す素晴らしい機械だなと改めて感じました。
皆さんもぜひ写真整理と言う名の想い出に浸ってみてはいかがでしょうか。