【自機一体】マップカメラスタッフこだわりの逸品 Vol.3
本日私がご紹介するのはこちら。
ライカM3?ライカレンズ?
いいえ、レンズフードです。
歴史の長いライカのレンズには、それぞれ専用フードが存在しています。
一見すると付属品やおまけのように見えてしまいますが、
どれも個性豊かで、一度手にするとその魅力に取りつかれ、
レンズを手に入れる前にフードを買ってしまう人もいるとか…。
まずはこちらのフードです。
ライカ ズマール50mm F2用フードSOOMP
「カウベル?」というのが私の第一印象でした。
角型フードに分類されると思いますが、先端に向かうにつれ広がっていきます。
また、角は丸くどこか可愛らしい印象です。
艶のあるブラックペイント仕上げに、繊細な文字の刻印が施され、当時の工芸品としてアンティークにも通ずる魅力を感じます。
ズマールの製造が1933~1940年までですので、こちらのSOOMPも少なくとも80年以上前に作られたものだと推察されます。
WETZLARかNew Yorkの2種類がありますが、こちらはWETZLARのモデルです。E.LEITZ WETZLARのロゴがかっこいいです。
続いてはこちら
ライカのレンズフードにおいて、最も有名なフードではないでしょうか?
通称イロアことIROOAです。
では何故有名なのかといいますと、その対応レンズの多さに理由があります。
フィルター径が39mmの35mmと50mmのレンズに対応し、
エルマー50mm 、ズマロン35mm、ズミクロン35mm/50mmとライカの歴史的な名玉が勢揃いしています。
このIROOAひとつで、これだけ多くに対応していると思うと、一家に一個必要かもしれません。
ちなみに第二世代以降ではスリット入りの12585というフードを装着するのが一般的です。
ちなみにこちらのIROOAは逆さ付けができ、その際の専用キャップが用意されていました。
そしてこちらが、私が数あるフードの中で最も推す
ライカ ズマリット50mm F1.5専用のXOONSです。
印象としては質実剛健で重厚な印象かと思います。
実際にその印象を裏切らず、他のフードと比べると肉厚で重いです。(62gほど)
しかし、表面に施されたちりめん加工の輝きや、真四角ではなく実は八角形という造形が美しく、お気に入りです。
勿論レンズの見た目も描写も好きですが、ズミクロン、ズマールと増えてきた際に、手放すか悩みましたが、XOONSがある為に手元に残したほど…。
続いては、Leica M3の上に載っているVoigtlander VCメーターIIです。
こちらのVCメーターIIは旧型に比べ薄くなったことで、カメラのデザインにより馴染むようになりました。
M3以外にも露出計が搭載されていない/使えないカメラを多く持つ私にとってはピッタリのアイテムです。
ただし、純正のライカ MCメーターのようにシャッタースピードダイアルとの連動機能がない為、
VCメーターIIのダイアルを適正露出に合わせたことに満足し、カメラ側を調整せずにシャッターを切る凡ミスをしてしまったことがあります…。ご注意ください!
さて、本日は普段主役にならないアイテムに焦点を当て、ご紹介しました。
↓ライカのフードに興味を持っていただけた方は是非ご覧ください↓