本日ご紹介するのはこちらのカメラ
言わずと知れた、高級コンパクトフィルムカメラの先駆けとも言われるCONTAX T2です。
私と同じ90年生まれで、初めて自身で購入したカメラかつ、初めてマップカメラでの買い物というのもあり、個人的にメモリアルなカメラです。
それまでは祖父から譲ってもらったNikon FG-20というコンパクトで軽い一眼レフを使用していました。
今年で30周年を迎えますが、まだまだ色あせる事の無い魅力を持つカメラです。
外装:チタン
シャッターボタン:人工サファイア
ファインダーガラス:サファイアガラス
フィルム圧板:セラミック
さっと列挙しただけでもとってもバブリーな香りがする素材で構成されているのが分かります。
こういった細かなところまでこだわっているからこそ、30年が経った今でも人気があるのでしょう。
個人的には触れるとひんやりとしながらも、サラサラとした感触がお気に入りポイントです。
搭載レンズはCarl Zeiss T* Sonnar 38mm F2.8
先代のCONTAX Tと同様のレンズですが、AFになり、最短撮影距離は70㎝までとパワーアップしています!
電源をつけると、レンズバリアが開き、レンズが出てきます。
絞りリングをF2.8にセットすると、プログラムAEモードになります。
T2の不思議な仕様として、絞り優先AEの場合は最高速は1/200、プログラムAEでは最高速が1/500になります。
美しいボディに負けず劣らず、レンズのコーティングも見事なものです。
T2といえば、鮮やかな青というイメージがありますが、モノクロばかり撮ってしまいました。(暗室がモノクロ専用だった為。)
しかしモノクロでも高いコントラストや手に馴染むサイズ感、露出補正などの必要な機能を備え、スナップにもピッタリで、どこに行くにも手にしていました。
しばしば後継のT3と比較されることが多いですが、個人的にはT2を推しています。
巷で言われるように確かにAFを外すこともあれば、T3やGR等と比べると大柄ではありますが、
バッチリ決まった写真を見ると、そんなところも愛おしいと思わせてくれる、不思議な力を持ったカメラです。
近年では再びブームになり、買取価格が当時の購入金額を大きく上回っていますが、今でも手放すことができない、大切なカメラです。
ちなみに本日の写真は全てLeica M-EにLeica DR SUMMICRON M50mm F2を装着して撮影しています。
そちらのご紹介は別の機会に。お楽しみに。