自機一体Vol.13は『腰痛持ちのレザー好き視点』で自機一体コレクションをご紹介いたします。
さて、1枚目の写真が身体の一部と言っても過言ではない愛機とアクセサリー。自動車メーカーのMAZDAなどでは近頃キャッチコピーで、ドライバーの意のままに走るドライバビリティのことを「人馬一体」などと言っていますが私にとって意のままに撮影に出かけられる逸品をご紹介しましょう。
とはいえ、私も入社当時は通勤時も欠かさずバッグに『EOS-1Ds markII+EF28-70mm F2.8L USM』を入れて会社に来ていました。いつの頃か腰痛に悩まされるようになり機材や持ち物の「軽量化」を意識するように。
【自機一体アイテムのご紹介】
①Leica CL+エルマリート TL18mm F2.8 ASPH.
心地よく響くシャッター音、パンケーキレンズで薄く軽くスマートなボディが魅力的です。
②小さなパスポートサイズのノートとお気に入りのペン
希少なリザードレザーを採用したエルメスのノートカバー。実は30年前に製造された非常にアンティークな物です。組み合わせるボールペンは、キングダムノートで購入したイタリアDELTA社のドルチェビータバーメイルというボールペンです。このノートとペンを使い、撮影場所の記録や実際に撮影した撮影地の印象などを記録しています。
③蔵CURA シュリンクレザーストラップ
蔵CURAといえばレンズクリーナーで有名です。そんなCURAがリリースしていたとても柔らかく手に巻き付けやすいシュリンクレザーを採用した本革ストラップ。柔らかいレザーがとても好きです。
④ipad・カードリーダー・ペンシル・ワイヤレスイアホン
撮影後の至福のひと時はこのアイテムと。カードリーダーで撮影した写真を取り込み、編集の予定などをペンシルで直に書き込んでゆきます。このような時にはワイヤレスイアホンでお気に入りの曲を聴きながら作業をするとてもはかどります。
⑤安全に撮影するためのマスクと除菌消臭アロマスプレー
どんなときも、やはり忘れてはいけない「マスク」。撮影中は生地の薄いものを選んだり工夫しています。撮影中に気分転換したい時は、除菌消臭アロマスプレーをマスクにシュッとひと拭き!
⑥実は一番のこだわりはこのバッグ!?
10年ほど前に購入した、イタリア製のMARNIというメーカーのバッグです。私はカメラバッグというものは所有したことが無く、外出時はいつもバッグに入れません。肩に吊り下げて移動をしています。
その理由は2つ。1つはバッグ内のレザーアイテムに干渉させないため。2つ目は「カメラはオシャレのアイテム」と捉えているからです。
自分のファッションを鏡で見る際に、このカメラのデザイン服にマッチするかな?などと考えて機材を選んでいます。
ではなぜこのバッグを10年も使い続けているか。それはこの柔らかさ。
驚くほどしなやかで柔らかいレザーを使用していますので、撮影しているときに「バッグが引っかかって邪魔」と感じることもありません。
そして、側面には非常に大きなポケットが付いています。もちろんポケットの中はとても柔らかいTシャツの様な生地となっているのでカメラを入れても安心なのです。
このポケットから除くライカはまた格別・・・自己満足です。
さてそんなLeica CLはどの様な描写をするのでしょう。少しだけ作例も掲載いたします。驚くほどのダイナミックレンジの広さ。
水溜まりに写しだされる木々。この透明感に心を奪われます。
パンケーキレンズとは思えない立体感。歩行者用ボタンと植え込みの距離感を感じることができます。
エアコンの冷気で水滴が流れるショーウィンドゥ。ハイキー寄りにプラス補正していますが、飛ぶことなく忠実に表現しています。
このカメラを持っていると「ちいさな気づき」が生まれます。植え込みの奥にある柵が「ハート」に見えるなど普段ではまったく気にしないことです。それは手持ちのアイテムを極限まで減らし、快適なアイテムを揃えたことで撮影に集中できているからでもあるでしょう。
ぜひ皆さまもお気に入りの逸品で撮影をお楽しみください。最後までご覧いただきありがとうございました。