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【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~準備編~

【Wish Upon a Star】星空を見てみよう!!~準備編~

8月12日に極大を迎えた「ペルセウス座流星群」

絞り:F2.8 / シャッタースピード:10秒 / ISO:4000 / 焦点距離:15mmからトリミング
使用機材:Canon EOS R + RF15-35mm F2.8 L IS USM

流星群とは何かご存じでしょうか。

“流星が多く流れる日”であることは間違いないのですが、その由来は「彗星」に起因します。
彗星が太陽に近づくと、太陽からの放射圧と太陽風により彗星のガスや塵が放出されます。
塵は彗星の軌道上に残り、周回を続けます。この塵が流星群の素になるのです。
地球の公転によって、その軌道に入ると、ある一点から塵が降り注ぐように見えます。
その点を放射点と言い、この放射点の位置から○○○○座流星群と呼ばれるようになるのです。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:17秒 / ISO:3200 / 焦点距離:15mm
使用機材:Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N

実は流れ星自体は比較的特別なものではありません。
天の川がよく見られる程、暗い星空を見ていると流星群とは関係のない流星が沢山流れています。
これを“散在流星”と言います。
地球の周りには人工衛星などによるゴミや無数の塵が漂っています。
それらは地球の重力に引っ張られ、徐々に高度を落とし、地球の大気に衝突、突入して発光します。
流星の元になる核自体は0.1mm以下の物から、数cm以上ある石のようなものまで様々です。
明るく見える流星も実はかなり小さいのです。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:6.0秒 / ISO:4000 / 焦点距離:15mm
使用機材:Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N

さて、前置きが長くなりましたが、
実際に星を見に行く、撮りに行くに当たって、用意があるといい物をご紹介いたします。

前回の記事はこちら→ 星空を見てみよう!!~下準備編~

それでは撮影に必要な道具たちをご紹介します。
まずは、夜間の撮影では欠かせない三脚から。

  • 三脚

現在のミラーレス転換期において各社が積極的に取り入れているボディ内手ブレ補正も強力になってきてはいますが、それでもやはり数十秒露光し続ける星空撮影には向きません。
そのため、三脚は必ず用意しましょう。
三脚もお手頃な物から三脚だけで10万円を越す物まで様々あります。
安定性を保つために頑丈な三脚が好ましいのですが、比例して大型化&重量化します。
カーボン素材の登場で重さは比較的軽量化されましたが、その分金額が上がります。
また、三脚を使うには撮影地まで持って行かなければならず、大きさ、重さはそのシーンによって影響度が大きいです。
車を使用して下車後直ぐに撮影できる場所なのか、撮影地まで長時間歩かなければいけないのか、または公共交通機関を使用するのか、それらによっても適当なサイズ感は異なってくるかと思います。

ぜひ最適な三脚達を見つけていただければと思います。

「三脚」|マップカメラ

  • レリーズ

そしてお次はレリーズです。
これはカメラのシャッターをきるためのもので、ワイヤレスまたはコードのものがあります。
三脚にセットしたカメラのシャッターボタンを直接押してしまうと、押した歪みによるブレや振動が生じてしまい、僅かながらですが点像がブレてしまいます。
そこでいわゆるリモコンのようなものを使用して代わりにシャッターを切ってしまおうということなのです。

シャッターボタンのみが付いたものからタイマー機能が搭載されているもの、はたまたワイヤレスタイプのレリーズまで様々なものがあります。
ご使用にあたってはカメラの機種によってレリーズの端子が異なってきますので、事前に対応表等をご確認ください。

 

  • ライト

星空を見に行く場所の多くは真っ暗です。
足元が見えない中、歩き続けるのは非常に危険です。
必ず、ライトは用意しましょう。

しかし一方で、ライトは既に撮影されてる方の邪魔になってしまう可能性があります。
そのため撮影地に着いたら極力ライトは消すようにしましょう。
また、暗闇に慣れた目には、ライトの明かりは非常に強力に感じます。
そのため、ダメージの少ない赤色ライトに切り替えのできるライトがおすすめです。

ただし、撮影地での事故は禁物です。危険な場所がある場合には、周りに配慮しつつ必ずライトをつけましょう。

 

  • 羽織れる上着

星を見るために市街地を避けると、行先は海や山になってくるかと思います。
山の場合は、標高が1000m上がる毎に気温は約6.5℃下がります。
例えば、標高3000mの山の上では地上に比べ約20℃低い事になります。
そのため、夏でも山は涼しく、さらに秋口になるとさらに冷え込むため、1枚羽織れるものがあるといいかもしれません。

絞り:F11 / シャッタースピード:1/6秒 / ISO:320 / 焦点距離:52mm
使用機材:Nikon D750 + AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR

また、海の場合は潮風が当たる為、べたつきやすくなります。
ですのでやはり1枚羽織れるものがあるといいですね。

絞り:F8.0 / シャッタースピード:13秒 / ISO:1250 / 焦点距離:15mm
使用機材:Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F2.8 Di VC USD A012N

さて、いかがだったでしょうか。
今回は準備編としまして、ざっくりとご紹介させていただきましたが、
次回は実際に星の見える場所ででの撮影方法等をご紹介していきます。
また、ゆくゆくはレンズの作例もご紹介できればと思っています。
こうご期待ください。

 


 



 


[ Category:etc. | 掲載日時:20年09月08日 16時00分 ]

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