わたしの推し単焦点~85mm編~
単焦点レンズがいいって聞くけど、何ミリがいいんだろう。
そんな疑問に答えるべく5人のマップカメラスタッフがそれぞれのお気に入りの単焦点レンズ=推し単焦点をご紹介する本連載。
それぞれの画角でどの範囲が写るのかを中心に、スタッフが実際に撮った写真をご紹介します。
単焦点レンズの購入を考えている皆様の参考になれば幸いです。
今回はポートレートの定番!85mmの魅力をご紹介します。
まずはこちらをご覧ください。
被写体であるハリネズミの置物から1メートル離れた場所に三脚を立て、撮影しました。
35mm、50mmと比較すると、写る範囲がグッと狭まったことやボケ感の違いがわかるかと思います。
ハリネズミのほんの少し後ろに置いてあるお花の飾りも大きくボケていて、木の箱に書いてある文字も読めないくらいです。
85mmは一般的に「中望遠レンズ」と呼ばれることが多いレンズです。
私が思う85mmの一番の魅力は、なんといってもボケの美しさ。
美しいボケで被写体を目立たせることができるため、ポートレート撮影に使われる方がとても多いです。
被写体と程よい距離を保ち、会話しながら使える点もポートレート撮影に人気な理由の一つです。
ここからは実際に撮影した写真のご紹介です。
今回使用したレンズはNIKKOR Z 85mm f/1.8 S。ボディはZ 7を合わせました。
単焦点レンズの強みであるボケ感を活かすべく、開放で撮影しました。
ピントを合わせたいと思った中央の花から、このレンズの最短撮影距離である0.8mギリギリで撮影しています。
85mmは実際に目で見るより大きく写るので、被写体にあまり寄れない場面でとても役に立ちます。
我が家のアイドル、コザクラインコのこうちゃです。
カメラに警戒気味なこうちゃでしたが、ある程度距離がとれるためしっかりと写真に収めることがに出来ました。
明るさが特徴の単焦点レンズは、暗く写りがちな屋内での撮影でも力を発揮してくれます。
最後に友人の後ろ姿を一枚。
背景の緑が綺麗にボケて被写体がくっきりと浮かび上がり、主役が引き立ちました。
85mmのレンズを使って様々な物を撮影しましたが、やはりポートレート撮影に使うのが一番しっくりきます。
標準レンズで単焦点デビューをする方が多いですが、私は85mmという選択もありだと思います。
これ一本あればなんでも撮れる!というレンズではないかもしれませんが、ぜひ85mmの素晴らしさを体感していただきたいです。
次回は広くダイナミックに広角編です!お楽しみに!
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