【好機到来】Carl Zeissのレンズ
見た目の格好良さと描写力の評判からCarl Zeiss Planar T* 50mm F1.4がずっと気になっていました。
元々レンズはズームレンズより単焦点レンズを好んで使用をしているのですが、所有しているレンズは全てオートフォーカス機能が搭載されているものです。
今回初めてCarl Zeissのマニュアルフォーカスレンズを使うという事もあり、楽しみながら写真を撮ることができました。
愛機・Canon EOS 5D Mark IIIに装着。
重量感のあるボディに金属質でシャープな質感が加わり、想像以上に映えてくれました。
大きなカメラと小さなレンズの対比がどことなく可愛げに感じます。
神社の境内にて野良猫に遭遇。
夕方とはいえども暑い季節です。
少しでも涼しい場所を見つけようとしたのか、地べたにペタンと座っている姿を撮りました。
フォーカスリングにストレスは無く、じっくり、ゆっくりと撮影することができます。
マニュアルフォーカスの静かな操作性の恩恵なのか、もしくはこちらにはさしたる興味がないのか、レンズを向けている間にこの猫が警戒態勢をとることはありませんでした。
日が暮れた頃に最寄り駅前にある照明を撮りました。
モノクロにしたことで光の減衰とシャープな部分からボケの部分への移り変わりが分かる写真になったと思います。
また、開放F値1.4のおかげで薄暗い場所でも対象物にしっかりとフォーカスを合わすことができました。
なだらかなボケというよりも、若干癖のあるボケですが、それが故に撮影した写真への印象が強くなります。
クーラーの効いた自宅にて夢うつつ状態な我が家の猫。
うっすらと覗く瞳と細いヒゲにもフォーカスを合わせることができました。
380gの軽量さから、常に気軽に取り出せるのも魅力です。
動体写真には一苦労ではありますが、その分じっくりとシャッターを押すタイミングを待ったりと、ゆっくりと写真を撮る行為に向き合えます。
『一枚の写真を大切に撮る』
当たり前のことなのですが、マニュアルフォーカスレンズを使用して改めて実感しました。