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【Canon】G5X Mark II でNDフィルター機能を試す

本日ご紹介するMapTimesで使用した機材はこちら

『Canon (キヤノン) PowerShot G5X Mark II』

前機種から4年の歳月を経て、2019年8月に発売したモデルです。
中央にあった高精細EVFは左側に移動してポップアップ式となり、収納状態だとフラットになりました。

レンズの明るさは広角端F1.8、望遠端F2.8と変わらず、焦点距離が24-100mm相当から24-120mm相当と望遠側が拡張しています。
外観デザインが大幅に変更されたので、一見後継機種だと分からないかもしれません。

9月に入ったとはいえまだまだ暑い日が続く今日この頃。
青い空に白い雲の組み合わせが好きなのですが、
いざ撮ろうとすると思うような青空にならないなんてことも。

今回はたまたま使用する機会のあった当機種の内蔵NDフィルター機能を試してみました。
NDとは「Neutral Density(ニュートラル・デンシティー)」の略で、
NDフィルターは発色に影響を与えることなく、レンズから入る光量を減らす作用を持ちます。

商品HPには「シャッタースピードや絞り、ISO感度で露出を調整するのが難しい明るいシーンでも、
自動で適切な明るさで撮影することができます。晴れた日の屋外など、明るい場所での撮影時に役立ちます」とあります。

設定方法としてはメニュー画面から、もしくはクイック設定ボタンからならすぐに設定できます。
任意で切り替えてもいいですし、オートを選択すれば自動で判断してくれます。

①メニュー画面からの設定

②クイックメニュー画面からの設定

 

それでは早速撮り比べてみようかと思います。
もくもくとした雲が目立つ午前中、まずは何も設定せずに青空に向けてみます。
せっかくの青空が薄く白っぽくなってしまいました。
これはこれで水色が綺麗ですが露出オーバーで雲が白飛びしています。

 

ここで内蔵NDフィルターをONにし、それ以外何も変更せずに青空に向けて撮影。
青空に白い雲が陰影豊かに描き出され、空と雲の境目がきちんと分かります。
この日はにわか雨の天気予報だったのですが、天気は良いけど降りそう…そんな印象を感じられる写真になりました。


次はもっと分かりやすく、よく晴れた午前中、雲に隠れた太陽を撮影してみます。
最初は同じくOFFで。
光が強すぎて何を撮影したのか分からないほど全体的に真っ白になってしまいました。

 

次はONでそれ以外変更せずに撮影。
同じ空を撮影したと思えないほど違いが顕著に感じられる結果となりました。
青い空に白い雲、どこにあるか分からなかった雲の中心に隠れた太陽も判別できます。
またこういう明るいを通り越して眩しい撮影にチャレンジする時に、ファインダーがあることの有難みを強く感じました。

 

分かりやすく撮影した青空写真を並べてみました。

 

次は晴れた日の夕方に撮影した画像です。
まずはOFFで撮影しました。
薄暮というべきかまだ明るさを残していましたが、さすがに明るすぎて夕方に見えません。赤信号も目立ちます。

 

次にONで撮影。
まだ明るさを残す夕暮れの空のニュアンスが伝わってきます。
中央あたりに実は存在した三日月も見て取れ、赤信号の光も控えめになりました。

 

 

同じく撮影した夕方の写真を並べてみました。

 

また、日中に背景をボカしたい時にも有効です。
まずはOFFで撮影。
何か植物を撮ろうとしたことはわかる気がします。

 

次にONで撮影。
後ろのほうが綺麗にボケて、ちょっと変わった植物がきちんと撮影できています。
緑色のにょろにょろとしたものは「若緑」、中心のうさぎの耳のようなものは「月兎耳(つきとじ)」という多肉植物です。

 

コンパクトデジタルカメラには備えられていることの多い機能ですが、改めて意識してみるとこんなに有用で便利なものなのかと驚く思いです。
他にもお試しで夕方の街並みから人を消して撮影してみたり、夜に車の光跡を撮影してみたりしましたがいずれにも役立ってくれました。

内蔵NDフィルター侮りがたし…またコンパクトデジタルカメラを使用する機会があれば気にするようにしたいと思います。

[ Category:Canon | 掲載日時:20年09月03日 12時00分 ]

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