【好機到来】Leica M10-Dが欲しい!!
常日頃からフィルムライカを愛用する筆者が最近気になっているデジタルライカがあります。
それがこの「M10-D」です!
表から見るとM10-Pなどに似ていますが、後ろを見てみると…。
…背面液晶がありません。
電源スイッチと露出補正ダイアルがあるのみ…。
そうです。このM10-Dは背面の液晶モニターをあえて無くしたデジタルライカなのです。
デジタルカメラを使っていると一枚撮るごとについつい撮影画像を液晶で確認してしまう癖がある。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者はデジタルカメラを使用する際はまさに上記のような形です。
ピントが合っているかどうかを気にしすぎて確認に夢中になるあまり、撮影チャンスを逃してしまうことも。
そんな時代に真っ向から立ち向かうような一台がこのM10-Dなのです。
フィルムボディのLeica MP 0.72と比較してもこの再現率。(左:Leica M10-D 右:Leica MP 0.72)
背面液晶モニターがないのでリズムよく撮影を行うことができ、
ある種の「潔さ」のおかげで撮影に集中することができます。
いざというときはWi-Fiが搭載されており、Leica FOTOSと連携しスマートフォンで確認もできます。
個人的にではありますがフィルムカメラが流行っている理由の一つとして写真に対する「不確定要素」を楽しむという一面もあるように感じます。
上手く撮れているか不安ながらもフィルムを撮り終え、現像が終わり手元に戻るまでの時間をどきどきしながら待つ。
そして手元に現像の上がりが届いて上手く撮れていた一枚、ピンボケしてしまった一枚などに一喜一憂する。
気になったものであればすぐに手に入り、すぐに調べられる社会の中で「敢えて待つ」という選択をすることは
私たちにとって逆に新鮮になってきているのかもしれません。
フィルムを使っているときのように自宅に帰ってから撮影した内容を確認し、一喜一憂するもよし、
気になる時だけWi-Fiで転送するもよし。
スマートフォンに転送されてくる画像を待つ間のどきどきもきっと楽しいと思います。
そしてその結果はライカレンズたちが保証してくれることでしょう。
M10シリーズはISOを変える際もつまみを引き上げISOを設定します。
M3などのフィルムライカはフィルム巻き戻しの際につまみを引き上げ作業を行うのですが、さながらの動作です。う~ん、なんともマニアック!
忘れてはいけません。M10-Dには巻き上げレバー型のサムレストも装備しています。
ちょっと見ただけではフィルムカメラかデジタルカメラか見分けがつきません。
Leica MP 0.72と比較してもこの再現率。
実際に使用してみると撮影時にもサムレストとして非常に役に立ちます…!
「待つ」という言葉には「待ち遠しい」や「待ち焦がれる」、「待ち望む」など多くの類語・関連語があるように
日本人は「待つ」という行為に様々な思いを持っているように感じます。
そんな私たちにこのM10-Dというカメラはぴったりなのではと思ってやみません。