2020年10月23日に発売予定のフルサイズミラーレスカメラSONY「α7C」の先行展示が9月18日からソニーストアで開始されました。
今回はその実機を早速体験してきましたのでレポートいたします。
SONY「α7」が発売された時もフルサイズとは思えない小型ボディで世間を驚かせましたが、今回はさらに小型化。
フルサイズで世界最小・最軽量となったSONY「α7C」の大きさを確かめるべく、同じフルサイズ「α7Ⅲ」、APS-Cサイズ「α6600」と比較しました。
(α7Ⅲ・α7C・α6600)
フルサイズカメラの中でも小型な「α7Ⅲ」と「α7C」を比較するとその小ささがより際立ちます。
フルサイズですが、APS-Cサイズ「α6600」とほぼ同じ大きさです。
(左:α7Ⅲ 右:α7C)
女性スタッフの方に「α7Ⅲ」と「α7C」を持っていただきました。
見ていただくと分かるように、女性の手にもフィットするサイズ感となっています。
SONY α7C「スペック比較」(SONY α7III/SONY α6600/SONY ZV-1)
主なスペック比較はこちらの動画をご覧ください
「α7C」ではバリアングル液晶モニターを搭載、利便性が向上しました。
横方向に176度、上方向180度、下方向90度と自在に可動するバリアングル機構で、自撮り撮影にも最適です。
動画撮影時に押しやすいMOVIEボタンをボディ上面に配置。
ボタンへアクセスしやすい配置となったことで、V-log撮影など近年増えている動画ニーズにも応えたデザインとなっています。
α7でオールドレンズを愉しまれている方も多いですが、「α7C」の小型ボディを活かしてマウントアダプターの母艦としてもいかがでしょうか。
(Voigtlander VM-E クローズフォーカスアダプター+Leica ズマロン M28mm F5.6)
続いて「α7C」レンズキットに付属するレンズSONY FE 28-60mm F4-5.6の紹介です。
こちらもボディと同じくフルサイズ用ズームレンズとしては世界最小・最軽量。
レンズ単体での販売は2021年春を予定しています。
「α7Ⅲ」 のキットレンズ FE 28-70mm F3.5-5.6 OSSとの比較
(左:FE 28-60mm F4-5.6 右:FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS)
重量は約167g、小型な単焦点レンズ並みの軽さです。もちろん「α7Ⅲ」と組み合わせてもバランスが良いです。
沈胴式レンズとなり、レンズを一度繰り出してから撮影します。
レンズ動作の様子はこちらの動画をご覧下さい
最後に、同じく発表されたフラッシュSONY「HVL-F28R」を紹介します。
発売予定は2020年12月11日。
(左:HVL-F28RM 右:HVL-F32M)
「α7C」と同じく発表されたフラッシュだけあって、HVL-F32Mと比較すると小型ボディを邪魔しないサイズ感です。
防塵・防滴カバー部がより一層水滴などの浸入を防ぐ形状となっており、信頼性がさらに向上しました。
マルチインターフェースフットの端子部を金属素材で保護し、高い信頼性を実現しています。
(左:HVL-F28RM 右:HVL-F32M)
従来のシュー部分と比較すると金属パーツで形成されているのが分かります。(新開発のサイドフレーム補強構造金属シュー)
「α7Ⅲ」「α6600」に装着してみました。
(左:α7Ⅲ 右:α6600)
小型で取り回しもよく、防塵・防滴に配慮した設計なので、旅先などアクティブに使いたい時に活躍してくれそうです。
2013年に発売された「α7」から約7年、ミラーレス機も性能向上に伴って大型化が進みました。
フルサイズの画質は楽しみたいけど、ボディサイズが理由で手を出しにくかった方も多いのではないでしょうか。
フルサイズ世界最小・最軽量である「α7C」が今回発表されたことで、フルサイズカメラをより身近に使える環境が整いました。
小型と言え、静止画も動画も幅広く楽しめる性能が詰まっており、老若男女問わず楽しめる素晴らしいカメラだと体感しました。
SONY新製品のご予約をお待ちいたしております。