【Premium Collection】SUMMICRON 50mm F2.0 70Jahre
2020年9月1日にマップカメラ本館地下フロアのプレミアムコレクションコーナーがリニューアルいたしました!
リニューアルを記念いたしまして、古今東西珠玉のプレミアムコレクションをご紹介していきたいと思います。
本日ご紹介するのは、ズミクロン50mm F2.0 70周年記念モデルです。
何の70周年かというと、オスカー・バルナックがライカの始祖とも呼べる「ウルライカ」を作ったのが1913年。そこから数えての70周年記念モデルとなっています。
ベースとなっているのはズミクロン50mmの第3世代で、ズミクロン50mmF2.0としては唯一ピントノブを備えたレンズです(初代のロック機構やアポズミクロン50mmはカウントせず)
なんと言っても特徴は側面にエングレーブされた、「Leica 1913-1983」の文字。製造本数は約2500本と言われています。
控えめではありますが、確かな存在感を放っています。カラーを変えてみたり、素材を変えてみたり様々な装飾が施される限定モデルも多々ありますが、筆者はこのくらいシンプルな方が好きです。
そしてこの”個体”には通常の個体にはない印がついています。シリアルの後ろに見慣れない「*(アスタリスク)」がついているのです。
この「*」マークには諸説あり、「同様のシリアルが存在してしまったために付けた」や「試作機」「進呈用」「仮出荷番号」などなど様々な説が飛び交っています。こういった限定モデルだけでなく、通常のモデルには少数存在しているようで相当なレア品である事には間違いありません。
70周年記念で作られたモデルはこれだけに留まらず、「Leica M4-P」「ズミクロン35mF2.0(7枚玉)」「ズミルックス75mmF1.4」なども存在しており、実用品としてもコレクション品としても楽しめる逸品となっています。