筆者が個人的に熱中していた撮影方法があります。
それが長時間露光です。
長時間露光とはいえど、特に技術を持ち合わせているわけでもないので、1時間や30分といった本格的な長時間露光をしていたわけではありませんが、バルブに切り替わる直前の30秒や20秒で撮影していました。
熱中した理由は、この写真のように、車のライトがレーザービームのように映ったり、ノイズがあまり好きではないのでISOを上げずに撮影できるという理由から暇を見つけては深夜に撮影に繰り出していた時期がありました。
車のライトによるレーザービームは毎回車の通る量が違うので、毎回違う絵が現れてくることにも楽しみを感じていました。
また2枚目には若干ではあるものの、人の影も映ってくれています。また長時間露光することによって人が歩いている残像もすべて写ってくれているので、人の目では絶対に感じることのできないテレビやミュージックビデオに出てくるような幻想的な一枚が撮影できます。
ところ変わって次は工場夜景です。
工場夜景になると、点光源が多くなってくるので、様々な表現ができます。
ソフトフィルターを装着して幻想的にしたり、絞って光芒を出したりと・・・
私が絞って光芒出しながらも、色味は寒色に振り切った方がかっこいいと思い、色温度を下げに下げた記憶があります。もちろん、目に見えた工場の色を忠実に表現するのもまた一興です。
ひとえに工場を撮るだけでも表現方法は十人十色です。
最後は横浜中華街の有名な門の前で撮影しました。
静かになった中華街は初めて見たので、いつもは人でにぎわっている印象が強い私は慣れない不思議な感じがありました。車の交通量もほとんどなかったため、トラックが通る度にシャッターを切っていました。
長時間露光は三脚が必須になったり、対象物によってはベストショットが撮れるまで根気強く撮影する必要がありますが、試行錯誤をしながら露出を合わせながらもベストショットが撮れた時の達成感は撮影者にしかわからない特別なものがあります。
簡単ではありますが、ぜひこの記事で興味を持っていただけたら幸いです。