【SONY】Planarと行く洋館巡り
CarlZeiss Planar(カールツァイス プラナー)
Planarと聞けば十人十色、様々なPlanarを思い浮かべると思います。
「CONTAX Planar 50mm F1.4」……「HASSELBLAD Planar 80mm F2.8」……「Rolleiflex Planar 75mm F3.5」……etc
並べてしまうとなんとも呪文のように見えてしまいますが、古今東西津々浦々、本当に色んなPlanarがあります。
今回はそんなPlanarタイプレンズの中でも、比較的新しいSONY製Planar(Planar T* FE 50mm F1.4 ZA)で、洋館を撮影してまいりました。
よろしければご覧ください。
ss1/40 F1.7 ISO200
手前のグラスとの対比が印象的だな~という事でキリトリ感強めでパシャリ。
外光はやんわりと入ってくる環境だったのですが、さすが現代のPlanar。澱むこともなくクリアでヌケの良い描写です。
ss1/30 F1.4 ISO100
今度は前ボケたっぷりにカトラリーを打ち抜いていきます。
ダブルガウスタイプのレンズといえば「二線ボケ」ですが、殆ど気になりません。程よく量感がありつつも滑らかなボケです。
ss1/200 F1.4 ISO100
大口径レンズでは宿命とも言える色滲みも殆どなく、柔らかなハイライトが気持ち良いです。
光を受け止める「懐が広い」と形容すれば良いのでしょうか。
ss1/320 F1.4 ISO100
Planarとはドイツ語で「平面」を意味する言葉。敷物の模様が印象的だったのでフレーミングしてみる事にします。
往年のPlanarタイプのレンズも高い平坦性を持っていましたが、こちらのPlanarもその名に偽りなし。
程良いヴィネットも相まって大変気持ちよく使えます。
ss1/125 F1.4 ISO100
ss1/1000 F1.4 ISO100
ショーウィンドウ越しに一枚。
どうしてもガラスが一枚挟まると画が曖昧になってしまいがちなのですが、立ち上がりの良いピント面があるお陰でちゃんと隔たりを感じる事が出来ます。しかしながら硬くなりすぎず、柔らかさを併せ持っているのも特徴でしょう。
50mm F1.4クラスのレンズでもハイグレードなレンズが多く登場していますが、とてもバランスが良くポートレートなどでも使ってみたいと感じるレンズでした。
今回はこのあたりで。