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【Leica】SOOPDとSOOFMというフード

【Leica】SOOPDとSOOFMというフード

「SOOPD」と「SOOFM」。
暗号の類ではありません。
これらはLeicaのズミター、またはズミクロン用フードの商品コードです。
一見、黒い板のように見えます。
このフードは折りたたむことができ、使用時以外はここまでコンパクトになります。

SOOPDはズミター用フード。
フードの表記は「Summitar」と書かれています。
SOOFMは「Summitar」と「Summicron」が併記されているものと、「Summicron」のみ書かれているものがあります。

さて、装着した様子はこのような感じ。
ズミターにズミター用である「SOOPD」を装着。
当然装着可能です。かっこいい。
次に、両レンズの名前が併記されている「SOOFM」を装着。
こちらも表記の通り装着できます。

さて、そうなると次は「Summicron」のみ書かれている「SOOFM」ですが…
装着することが出来ました。
おそらく、ズミターとズミクロンの両方が作られていた時期は両レンズ名が併記され、ズミターの生産が終わり、ズミクロンのみが作られていた時期のものになると「Summicron」とだけ表記されているようです。
つまり、形状自体は併記されているものと同じであると推測されます。

ではレンズを変えてズミクロンにこれらのフードを付けてみましょう。

「Summicron」表記のみの「SOOFM」も、併記されている方も装着することが出来ました。
ここまで順調に装着できると、もういっそ全部付けられるのではないかと思ってしまいますが…
残念ながらズミター専用の「SOOPD」はズミクロンに装着することはできませんでした。
ズミターの方がズミクロンよりややレンズ先端の外形が小さく、専用で作られた「SOOPD」はわずかに外径の大きいズミクロンにはフィットしなかったようです。

この結果で驚くべきは、ズミクロンに装着できるように作られた「SOOFM」をズミターに装着する際、まったくと言っていいほどに緩い感じがしなかったのです。本来であれば少し外径の大きいズミクロンに装着できるように作られたのであれば、ズミターに付けた時は緩さや、隙間の空くような感じがすると思っていました。

もちろん、構造上レンズを締め付けるような状態で留めるため緩くて装着できないという事はないのですが、あまりの違和感の無さに感動しました。
逆転の発想で考えるのならば、ズミクロンに付ける事の出来ない「SOOPD」はその、ほんの僅かな制度でピッタリとズミターに装着できる技術で作られているという事です。1940年代の技術、恐るべし…

オシャレでかっこいい折り畳みフード。
実は、この形で最初に発売されたのはクセノン 50㎜ F1.5 用の「XIOOM」です。
今回は「SOOPD」と「SOOFM」の二種類のご紹介となりましたので、それはまた、是非次の機会に。

[ Category:Leica | 掲載日時:20年10月15日 20時12分 ]

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