【X-S10発売記念】わたしが好きな単焦点レンズ〜 XF 35mm F1.4 R 編 〜
11月19日、フジフイルムから話題の新製品X-S10が発売されました。
今回はX-S10発売記念ということで、マップカメラ本館のフジフイルム担当のスタッフ6人が『好きな単焦点レンズ』をリレー形式でご紹介してまいります。
わたしが好きな単焦点レンズは『フジノン XF 35mm F1.4 R』
発売日以降、トップクラスの人気を博しているレンズです。
最近お気に入りのフィルムシミュレーション:クラシックネガに設定して撮影に挑みました。
※今回の撮影ではX-S10の代わりとしてX-T4を使用しております。
まずは目的地へ向かいます。
最寄り駅から片道徒歩で約40分ほどの距離。
XF 35mm F1.4 Rの重量は約187g、ボディと組み合わせても大体700g程度です。
長時間移動するような場面でも持ち歩いていて苦にならないサイズ感、軽量でありながらF1.4という明るいレンズを持ち出せるという点はとても魅力的です。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
今年の夏に産まれたばかりの姪っ子に会いに訪れました。
生後3ヶ月に満たない赤ちゃんのちいさなクリームパンのような、ふっくらとした手。
クラシックネガで撮ると、人物の肌色もどこか懐かしくやさしい雰囲気に写すことができます。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
むっちりとした、かにぱんのような足。
赤ちゃんはあらゆる部位がまるでパンでできているかのようです。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
土踏まずの部分はふっくらとしていてまだアーチ状にはなっていない様子。
どこもかしこも小さく可愛らしくて、ついつい観察をしたくなります。
F1.4という明るいレンズでしか堪能できない柔らかいボケ味。
温かみと柔らかさのある描写は、赤ちゃんや子どものポートレートを撮る方にはとても重宝します。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
別日に庭園で撮影を行いました。
人物撮影で重宝する柔らかい描写だけではなく、キリッと締まりのある画も魅力です。
深緑色の葉は青々とした独特な匂いまでもがリアルに感じるような画づくり。
風で葉が揺れる音、近くにある池の鯉がちゃぽんっと水音を鳴らしていました。
人通りが少ない時間帯で木々に囲まれた空間、静かで落ち着いた雰囲気が伝われば幸いです。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
すこし木陰でひと休みします。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
ふたたび庭園内を歩き、木漏れ日が差した芝生を少し離れた場所から眺めます。
土の入り混じった芝生、ちょっと冷たくてしっとりと湿った触感がしそうだなあと想像しながら撮影しました。
どことなく温度や匂いが伝わってくるようです。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
7~10月ごろに開花するホトトギス。
ユリ科に属する白く綺麗な山野草です。
FUJIFILM (フジフイルム) X-T4+フジノン XF 35mm F1.4 R
夕暮れどき、空がきれいなグラデーションを彩り始めるころ、空を見上げると、きのこのお山がひっそりと佇んでいました。
手の中に収まるちょうど良いサイズ感のXF 35mm F1.4 R。
つぎはX-S10に装着していろんな場所を散策してみたいと思います。