【X-S10発売記念】わたしが好きな単焦点レンズ〜 XF27mm F2.8 編 〜
11月19日、フジフイルムから話題の新製品X-S10が発売されました。
今回はX-S10発売記念ということで、マップカメラ本館のフジフイルムフロア担当スタッフ6人が『好きな単焦点レンズ』をリレー形式でご紹介してまいります。
私が好きな単焦点レンズは「FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XF27mm F2.8」です。
様々な種類が用意されているXFレンズの中でも、最薄・最軽量のこちらのレンズ。
焦点距離27mm(35mm判換算:41mm)という人間の視野に近い画角ですので、スナップはもちろん、人物、風景、建築などさまざまなシーンで活躍します。
今回はXF 27mm F2.8とX-T3の組み合わせで撮影してみました。
まずは銀座のスナップ写真から。
普段は銀座に行ったとしても駅前しか行かないので、このような路地に入るのは初めてです。
開放F値が2.8と控えめな上、27mmという画角なので、このレンズはよく「パキパキに写る」というように言われています。
今回の写真はF2.8の開放で撮っているのですがいかがでしょうか。
確かにもっと明るいレンズと比較すると、ボケの量は少ないですが、主役と背景を切り離しすぎることなく、自然に写るのでお気に入りです。
路地を抜けると色づいた葉がすでに散っていました。
今年はいつも以上に季節が流れるのが早く感じられ、もう年末かと思うと、なんだかさみしい気持ちになってしまいます。
27mm(35mm判換算:41mm)という画角は目で見たものをそのまま撮るのにちょうどよく、私はこのくらいのレンズを好んで使っています。
都会を象徴するようなビルたち。
広角寄りのレンズだからこそ大きく切り取ることができます。
こちらは皇居周辺のお濠で撮影しました。
温かい日だったので、水面には靄がかかっていてとても幻想的でした。
スナップに大活躍のこのレンズですが、
ほかにも撮ってみたいと思い、猫の撮影にチャレンジしました。
暗い室内なのでなかなか苦労しましたが、ちょうどライトの下にいる猫を発見。
毛並みが綺麗に映っているのがお分かりいただけますでしょうか。
猫におやつをあげながら片手で撮影してみました。
このレンズの最短撮影距離は34cmですので、寄ることはできませんが、このくらい離せばピントが合いました。
いかがでしたでしょうか。
最薄・最軽量のこのレンズは一つあると便利なレンズです。
大きく寄れるレンズではありませんが、スナップ撮影など、普段使いでの撮影では特に困ることもありません。
そして何よりコストパフォーマンスが素晴らしい!
約3万円から購入できますので、キットレンズからの買い足しにぜひともおすすめしたいレンズです。
また、今回はX-T3を使用しましたが、X-S10の小型・軽量のボディの組み合わせでも改めて使ってみたいと思います。