リバースアダプターで手軽に超接写
交換レンズを逆付けすることで、マクロレンズでは困難なほどの超接写が可能になることは、デジタルカメラが登場するよりずっと前から知られていました。今ではデジタル写真が一般的になったことで、こういった撮影手法がより身近になった感があります。
冒頭の一枚は、こうして撮影した「シリカゲル」の中身です。
筆者が所有しているものは、かつてニコンから純正で販売されていた「BR-2A」リング。もう20年ほど前に購入したものです。
ちなみに当時、レンズを逆付けしたときにもフィルターを装着できるようにするためのアダプター(BR-3リング)まで販売されていました。さすがにそれは買いませんでしたが、そんなきめ細かなアクセサリーまで用意していたとは、さすがとしか言えません!
今回撮影に使用したボディはNikon D750、レンズはAiニッコール 28mmF2.8Sです。メーカーの公式データでは、2.1倍までの撮影が可能とのことです。
ふだん使いのボールペンのペン先です。こうしてみると、なるほど先にボールが付いている様子がよくわかります。
入れ物に入った綿棒です。繭みたい。リバースアダプターを使えば、日常手もとにあるものが、みんな被写体になってしまいます。
通常のマクロレンズでも、じゅうぶん過ぎるくらいの接写が可能な現在。これからの寒い季節は、お部屋のなかでマクロ宇宙の撮影を楽しんでみるのもいいかも知れません。
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