【Nikon】F2 photomicAで撮った写真を振り返る
少し前にNikon F2 photomicAを譲って頂きました。
今回はフィルムで撮った写真を振り返ってみたいと思います。
フィルムカメラについて思い出に残っている事があります。
まだ写真への興味がわく以前、楽器を弾いて遊んでいた頃、同世代で写真家としての道を歩んでいた方と知り合いました。
好奇心が強く、その当時奇抜な髪型をしていた筆者の姿が印象に残ったようで、何度か写真を撮って頂くことに。
何回目かの撮影の際にデジタルカメラと併用してニコンのフィルムカメラを使っているのが気になり、どうしてフィルムカメラも一緒に使っているのかを訊ねたところ、
『なんか良いんだよね、フィルムの雰囲気とか。』
という言葉が返ってきました。
デジタルとアナログ。
音楽で言うのなら、CD等のデジタル音源とレコードのアナログ音源の差のようなものだろうか。
何となく理解したのと同時に、フィルムカメラというものを強く意識した時でもあります。
自宅の猫を撮る時などは、不思議な事にデジタルカメラを使用する時よりも落ち着いているように見えます。
フィルムカメラに懐いているのか、と思う程に自然な表情をしてくれることもありました。
シャッター音は大きい方だと思いますが、気にしている素振りはありません。
セルフタイマー(2~10秒)とバルブ機能を使用して、スローシャッターによる夜間撮影も行いました。
さすがに画質の粗さが目立ちますが、思っていた以上にまともに写っていたので一安心。
コントラストの強さがアナログ感や懐かしさを湧き立てている様に思います。
使用していく中で写真の仕上がりをイメージする事が強く意識されるようになりました。
現像するまではっきりとした結果が見えないのですから当然の事ではありますが、露出や構図の決め方等々・・・写真を撮ることの基本の大切さと楽しさを再認識できたと思います。
フィルムの高騰など目を覆いたくなる事もありますが、これからも末永く大切に使っていこうと思います。