【OLYMPUS 】2in1の愉しさ
今日はOLYMPUS のハーフカメラPEN EE-2で撮った写真を振り返りながら紹介していきたいと思います。
ハーフカメラは通常の35mmフィルムの一コマの半分のサイズで撮影するカメラです。35mmフィルムは横長なので、それを半分ずつ使うと縦長の写真が2枚撮影できます。勿論カメラを縦に構えて撮影すれば、馴染み深い横長の写真を撮ることもできます。
普段一眼レフのカメラでは横位置で撮影することが多いですが、ハーフを構えると縦写真の愉しさに気づいて全て縦で撮り切ってしまうことが多いです。
私が使っているハーフカメラは知り合いから譲ってもらったのですが、少し霞がかっていたり、ピントが合いにくいのでピンボケ写真を量産しがちです。写りが甘いカメラですがそれもまた味かなぁ、と感じています。
1枚の中に2つの写真があることで、物語性が生まれるところもハーフカメラの魅力だと思います。意図的に2つの写真を撮ってみたり、偶々撮った写真の並びが絶妙に良い時もあります。
ハッキリと写りきらないところが日常を撮るのにぴったりな気がして、ちょっと出かけるときは鞄に忍ばせています。ハーフカメラは35mmフィルムを半分ずつ使って撮影するので、撮影できる枚数が倍になります。24枚撮りのフィルムなら48枚、36枚撮りのフィルムなら72枚も撮影できてしまうのです。フィルムが高くなっている中、これは嬉しいことです。36枚撮りのフィルムを詰めると72枚撮り切るのに長い時間がかかって、現像から返ってくるとあの頃の…!となることが多々あります。ちょっとしたびっくり箱のようなものです。それもまたハーフの愉しいところです。