【Canon】音楽とモノクロ写真
音楽・楽器好きの友達が多いので、嬉しいことにライブハウスで撮影をする機会が多々ありました。
写真を渡す際に何枚かモノクロに編集した写真も混ぜるのですが、物珍しさからか喜んでくれる事が多かったです。
今回はモノクロに編集したバンドのライブフォトを振り返ってみます。
楽器もワイヤレス化は進んでいますが、足下を見ればいまだに配線がうねっています。
規則性なく曲がりくねっている無骨なケーブルと、お洒落なスニーカーの対比を狙えました。
ステージ上でピタリ、と止めた左足と今まさに踏み出し始めた右足。
相反する要素が混ざりあっているとてもお気に入りの写真です。
ステージ上でせわしなく動き回る姿は躍動感を感じる事ができます。
カメラを傾けた事で、普通の横写真とは違うアングルで写真を収める事ができました。
左右後方から縦横無尽に放たれる照明は強く固い光ですが、その影響もあって力強い印象に。
口元からこぼれ落ちている笑みから、最高の気分で演奏している様子が伺えます。
演奏中は覆面着用という個性的なバンドに出会う事もできました。
ギターを弾いている方は筆者の友達なのですが、普段の顔を知っている分、覆面姿には何とも違和感を覚えます。
演奏終了後に
『ギターは弾き辛くないの?』
『転んだりしないの?』
『そもそも何で覆面なの?』
と質問攻めにしてしまい、困惑させてしまったのも良い思い出です。
最後の一枚はライブハウスではなく、レコーディングスタジオでストロボを持ち込んで撮った写真です。
アンブレラを装着しているため、直打ちよりも柔らかい光で顔の輪郭を写し出してくれています。
この頃からストロボの設置場所や明かりの強さを選択・決定していくことが楽しくなり、ストロボを使って写真を撮る機会も増えました。
ライブハウスで何の気兼ねもせず写真を撮れる様になるのは、いつ頃になるのか。
決して近くでは無いだろうとは思いますが、その時を楽しみに写真の腕を磨いていきたいと思います。