【marumi】ソフトファンタジーⅡで楽しむ、やわらかしゃしん
本日は、高品質なフィルターメーカーとして知られるmarumiの「DHG ソフトファンタジー II」というソフトフィルターについてお話いたします。
(ソフトフィルターとは、写真の光を拡散させ、「ほわー」っとした雰囲気に仕上げてくれるアイテムです)
2021年1月現在、marumiからは以下の5種類のソフトフィルターがリリースされております。
DHGポートレート
DHGレトロ ソフト
DHGソフト ファンタジー
DHGソフト ファンタジーⅡ
DHGフォギー ソフト
下に進むにしたがって、どんどん効果が強くなります。
今回使用するソフトファンタジーⅡは下から2番目の強力なタイプ。
光の拡散がかなり強く、何も考えず使用しても十分な効果が得られます。
この記事で使用したボディは
使用レンズは
です。
(ちなみにソフト効果はf値によっては変わらず、焦点距離が長いレンズほど効果が強くなります。)
直射日光が当たっていない所でさえ、拡散光の影響でソフトな描写になっております。
その為こういった木漏れ日のシーンで使うには、少しばかりしつこすぎるかもしれません。
筆者はどちらかというと、フラットな環境光の下で使う事が多いです。例えば、下の写真のような。
これをフィルター無しで撮ると「なんてこと無い」写真になってしまいますが、ソフトファンタジーⅡを使用する事によって文字通り「ファンタジック」になりました。
このような曇り空や、強い光源が無いシーンでの使用がおすすめです。
もし晴天の日に使うなら、影が無い所で使うのが良いでしょう。
(真ん中にある点は小さな虫です)
さて、もう一つおすすめなのは室内での使用です。
例を挙げると夕暮れの時間や、ガラスの多い場所でしょうか。
屋外の直射日光とは違い、室内ならば明暗差があっても上手くまとまる気がします。
どう写すか迷った時は露出補正で少し暗めにし、シャドウを黒潰れぎりぎりまで落としてしまうのも一つの手。
殆ど真っ黒に見える場所にも、緩やかなソフト効果が確認できる事があります。
それがまた味になったり…。
なかなか話題に上がる事の少ないソフトフィルターですが、いかがでしたでしょうか。
最後に一つだけ、ISO感度は出来るだけ下げた方が良いと思います。
デジタルカメラの特性上、コントラストの高い所(合焦位置)よりもボケている場所の方がカラーノイズが乗りやすく、ソフトフィルターを使用するとその特性が助長されてしまいます。
ですので、可能な限り低感度にする事でクリーンな画質を楽しみましょう!