【FUJIFILM】X-S10でトゥールビヨンのスローモーション動画を撮影してみた
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皆様こんにちは。
2度目となる緊急事態宣言後、中々外に撮影に行くことも出来ず、家でモヤモヤしている方も多いのではないでしょうか?
私も先月末にX-S10を購入したものの、野外の撮影が出来ずに自宅で猫ばかり撮影していました。
たまにはテーブルフォトを撮影しようかな?と思うものの、割と撮り尽した感があり…。
そんな時にX-S10のWEBカタログを眺めていると、
Full HD240Pハイスピード動画撮影対応
という記載を見つけました。
最大10倍のスローモーション動画が撮影できる機能です。
ひと昔前まではハイスピードカメラというと、テレビ番組で「1000万円のカメラで撮りました!」というテロップと共にスロー再生が始まり、大歓声の効果音が流れるイメージがありましたが、今では手頃な値段のカメラでも楽しめるようになりました。
今回はこの機能を使ってみようと思い、以前から撮影してみたかったフライングトゥールビヨンのムーブメント撮影に挑戦してみました。
フライングトゥールビヨンとは??と疑問に思う方も多いかと思いますので、百聞は一見に如かず。
通常の速度で動画を撮影してみましたので是非ご覧ください。
技術的は話は長くなってしまうので省略しますが、このぐるぐる回っている機構が重力の影響を緩和して、時間を刻む際の誤差を緩和してくれています。
それでは、このフライングトゥールビヨンのムーブメントをFull HD 240Pハイスピードモードで覗いてみましょう。
スローモーションで見てみると、普段眺めていても見ることの出来ない一つ一つの部品の動きが手に取るようにわかります。
ゼンマイの力で大きな振り子が上下に動き、それに伴ってギアが規則正しくカチカチと動く様子は見ていて飽きません。
こんな細かい部品の動作が積み重なって、1秒1秒の時を刻んでいると思うと、機械式時計は本当に凄いと思います。
そして、この姿を綺麗に撮影してくれるフジフイルム X-S10の性能にも驚きました。
上に紹介したように、写真では伝わらない質感や動作が動画ではしっかりと伝えることが出来るのが大きな魅力。
この時計も螺鈿細工が施され、会津漆の黒い文字盤が魅力的なのですが、中々写真だけでは良さを伝えにくいのです。
そんな時もちょっとした動画を含めるだけで、実際の商品を見ているように質感を伝えることができるのも動画の大きな魅力。
今回はハンドライトを使ってちょっとだけお洒落に仕上げてみました。
X-S10 + Canon EF100mm F2.8L macro(FRINGER FR-FX20使用) フィルムシミュレーション ETERNA(エテルナ)
フジフイルム機はフィルムシミュレーション機能を使うことで、多彩な色表現の動画を簡単に作ることが可能なのも大きな魅力。
シネマのワンシーンのような色調も撮って出しで得ることが出来ます。
みなさんも是非、お気に入りのアイテムを動画で撮影してみてはいかがでしょうか?