Leica Boutique MapCamera Shinjuku は、2月20日にオープン8周年を迎えます。
これもひとえに、たくさんのお客様のご愛顧あってのこと。心より御礼を申し上げます。
さて、1年に1度のライカブティックにとって記念すべきこの2月。 8回目の今年は「ライカ恋慕」と、題しまして、マップカメラきってのライカ好きに、ただひたすらと「一人一人のライカ愛!」を語ってもらいます。
ライカはとにかく高価。
ライカは歴史が長くて敷居が高い。
ライカというだけでピント合わせるのも難しそう。
今はまだそう感じている方も多いのではないでしょうか。 確かに、価格や長い歴史、操作方法などは事実として変わることはないでしょう。
それでも数分後、このブログを読み終えた前と後では何かが違って見える、かもしれません。
様々なハイスペックカメラが世に溢れる今の時代に、ライカを愛し、使い続ける理由とはなんなのか。
十人十色の視点から愛でるライカ、さあ今回も紐解いてまいりましょう。
私たちは、なぜライカに魅了されるのでしょうか。
コンパクトさ?高級感?洗練されたデザイン?それとも、その長い歴史でしょうか。
私がライカに魅了されるのは、様々な制限があるからこそ、幅広い表現ができるというところ。そして、知れば知るほど、もっと追求したくなるというのが、ライカというブランドの魅力でもあります。きっと、同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、ライカを愛用している私が特に気に入っているカメラ3台と、それぞれで撮影した写真をご紹介します。
Leica M9-P
CCDのM9は2009年に発売され、初のM型フルサイズのデジタルカメラです。高感度制限、低解像度の背面液晶、気まぐれなオートホワイトバランスなど、やや使いにくい印象があるかもしれません。さらに昨年、改良版CCDセンサーへの交換中止がアナウンスされました。それにも関わらず、価格がM10に近いM240よりも人気があります。
以下は、私がM9で撮影した写真です。何故このカメラは、いまでもライカファンから多くの支持を集めているのでしょうか。
Leica M9-P + Summicron M35mm F2.0 ASPH Black paint
Leica M Monochrom
2012年8月に発売された、M9をベースに開発されたモノクローム撮影専用機 ・Mモノクローム。このカメラは、1800万画素にも関わらず、中判カメラを凌ぐほど高い解像度を誇ります。
Leica M monochrom + Elmarit M28mm F2.8 4th
Leica M monochrom + Summicron M35mm F2.0 1st goggles
Leica M monochrom + Summicron M35mm F2.0 1st goggles
Leica M3 DS
このカメラには、オートフォーカスも手ぶれ補正機能もありません。もし、フィルムのような階調や粒子感がほしい場合、Mモノクロームであれば、ソフトウェアで簡単に編集することができます。それなのになぜ、わざわざフィルムで撮り、暗室で印画紙一枚一枚、フィルターの違いを確かめたいと思うのでしょうか。
eica M3 DS+Hektor L50mm 2.5+Kodak Tri X400
Leica M3 DS+Hektor L50mm 2.5+Agfa APX100
・・・
上記のこと以外にも、
なぜオリジナルの黒塗り個体だと、大きく値段が跳ね上がるのか。
なぜ、50ミリで設計されたファイダーが35ミリのレンズも90ミリのレンズも連動するのか。
なぜ、平行カムをやめて、また傾斜カムに戻ったのか。
知りたいことは尽きません…。
今回紹介したカメラたちのように、制限があるからこそ出来る表現を楽しみながら、これからも長くライカと付き合ってきたいと思います。
皆様もライカに興味を持ってくださいましたら幸いです。
ご覧いただきありがとうございました。次回もお楽しみに!
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