【SONY】使い捨てレンズでエモい写真を撮る
使い捨てカメラのレンズをミラーレス一眼に取り付けられるようにしたものがお気に入りで、かれこれ数年使っています。
ボディのメーカーが高画質を目指し研究を重ねてくれているというのに、それを活かさないローファイな写りが持ち味のレンズを愛用する。
そんな背徳感も悪くありません。
それはボディキャップレンズと呼ばれる形状をしていて、見た目は本当にまるでボディキャップです。
今回改めて純正ボディキャップと並べ見比べてみたのですが、さらに薄いことがわかりました。
純正ボディキャップより薄くて、そのまま写真を撮ることもできるという、究極のボディキャップです。
peak designのストラップで首からかけて撮影に出ると、レンズの出っ張りが全くないことがこんなにもストレスフリーなのかと驚きます。
ストラップを付けずにボディバッグなどに直接突っ込むこともありますが、そんな時もレンズが入口に引っかかることが全くありません。
写りを見てみましょう。
一言で言うと、エモい。
悪くないです。
道路を走る江ノ電。
疾走感というんでしょうか。
いつもより心なしかスピードが出ているように見えます。
商店街に突然現れる江ノ電の車両。
何度も近くに来ていたのに初めて発見しました。
レトロな写りのこのレンズと相性抜群の被写体です。
いつもの猫ちゃんが迎えてくれました。
いつも通り「元気にしてた?」と声をかけます。
太陽と波はどんな機材でも鉄板の被写体ですが、このレンズの味わい深い描写はクセになります。
お気に入りの岩場。
干潮のときにしか現れないので、時間を予め調べてから行きます。
暗いレンズなので夜はあまり得意ではないのですが、ボディのおかげで電灯が点くような時間もなんとか手持ちで撮れます。
闇にぼんやりと浮かび上がる駅舎は、まるで竜宮城です。
同じような形のボディキャップレンズがいくつかのメーカーから出ています。
お手頃価格なのも嬉しいところ。
解像しすぎる世界に疲れたときには、こんな肩の力を抜いた撮影もよいものです。