【Nikon】Zシリーズとオールドレンズで撮る動画 Vol.6 Ai-S Nikkor 50mm F1.2編
写真だけではなく動画性能も優れているNikon Zシリーズ。
Zマウントの最新レンズで撮影するキレの良い4K動画は、見ていて惚れ惚れしてしまいます。
しかし、あえてオールドレンズを使って撮影することで、普段とは違った雰囲気ある動画が撮れるのではないか?
と、ふと思うことがありました。
ミラーレスカメラが主流となったここ近年、マウントアダプターを介してフィルム時代のレンズ(俗にいうオールドレンズ)を用いた撮影を楽しむ方が増えました。
独特のボケ感、気持ちの良いフォーカスリングのトルク感、言葉では表現できない懐かしい雰囲気の描写。
動画用のレンズや現行のレンズでは決して表現できない世界が、オールドレンズを使う事で大きく広がるかもしれない。
という事で、Nikon ZシリーズのカメラにNikon オールドレンズを装着して撮影した動画を紹介していきたいと思います。
昔からNikonレンズはFマウント共通なので、FTZがあればオールドレンズを色々と試せるのもNikon Zシリーズのメリット。
追加でマウントアダプターを買い足さなくて済みますので、是非皆さまもお試しいただけば幸いです。
Vol.6は1981年に発売された「Ai-S Nikkor 50mm F1.2」を取り上げます。
ニッコールレンズ中、最高の明るさF1.2を持つ標準レンズ。
最短撮影距離は0.5m。
Ai Nikkor 55mm F1.2の後継に当たります。
今回は川沿いをお散歩しながらの撮影。
手持ちで撮影しております。
春の陽気の中、ゆったりとした時間を動画に残すことができました。
ハイキングコースになっている道は木々に囲まれ、横には川が流れています。
カメラを首にぶら下げ、のんびりと歩きます。
動画は全て手持ち撮影です。
マウントアダプターを付けて使用すると見た目が悪いのではないか、と思っていた時期もございました。
しかし、マニュアルレンズのごつごつとしたカッコよさと、Z7のコンパクトさが相まって、とてもカッコよい。
フィルムよりのボケ感や、フレアを出すことができ、楽しみが増えました。
動画初心者が動画を『いい感じ』に撮影できる。
オールドレンズにはそんな特性を秘めています。
私自身、背面液晶で確認しながら撮影していると「このピントのゆっくり合う感じ映画で見たことある!」「少しフレアを入れれば柔らかい画になる!」
等とさながら映画を撮っている気の持ちようです。
帰り道に途中下車して寄り道。
丁度小学生の下校時刻と重なり、子供の笑い声や走る音が聞こえてきました。
ニコンの動画性能はもちろんのこと、オールドレンズならではの楽しみ方やメリットをたくさん感じることが出来ました。
引き続き、様々なNikonオールドレンズにて撮影を行っておりますので、次回はまた別のレンズをご紹介いたします。