【Leica・FUJIFILM・Canon】振り返り、引き締める。
マスクを着けながらもまだ余裕のあった昨年の今頃、
マスク生活が一年後も続いているなどと誰が予想したでしょうか。
「慣れ」とは本当に恐ろしい。
徐々に緊急事態に慣れ始め、危機感が薄れてしまっているように感じます。
「振り返り、引き締める。」
本記事ではコロナ禍において様々なカメラで撮影した我が家の『ウンベラータ』を振り返り、
気を引き締め直していこうと思います。
Canon EOS 5Ds + CarlZeiss Milvus 50mm F1.4
キヤノン機で撮影するときは少しハイキー気味に撮ることが多く、明るく柔らかいイメージを大切にしています。
5000万画素を誇る5Dsを活かすためにオートフォーカスを捨て、解像度を重視してCarl ZeissのMilvusを選んだ記憶がありますが、
前ボケ、後ボケともに穏やかで自然な印象です。
FUJIFILM GFX 50S + GF110mm F2
このとき初めて中判カメラに触れた筆者ですが、その画の緻密さに大変驚かされました。
人差し指と中指二本で掴むことのできるほど軽量なGFX 50Sと葉の上の微細なホコリまで写してしまうGF110mm、使いこなすことができればこれほど強い味方は他にありません。
Leica M10 + Leica Apo Summicron M75mm F2 ASPH.
アポクロマート設計といえど柔らかさと温かみを兼ねそろえた75mm
オールドレンズから現行レンズまで、どのレンズの光も余すことなく受け止めるM10との組み合わせは非常に気持ちが良い。
中判と見間違えるほどの立体感、なんとも言えません。
Leica M(Typ240) + Leica Apo Summicron M50mm F2 ASPH.
究極のM型ライカ用レンズとの呼び声高いアポズミクロンM50mm
鋭すぎず、どこか余力のあるM(Typ240)との組み合わせが個人的にはベストです。
開放からこの描写力、現実をそのまま手にすることができ、是非とも一度はお試しいただきたい逸品。
Leica M(Typ240) + Leica Apo Summicron M50mm F2 ASPH.
ここまで同じ『ウンベラータ』を様々な機材で撮影した模様をご覧いただきました。
昨年の写真を振り返ってみてわかったことは、4月から6月にかけて室内で撮影していた写真が7月に入って徐々に屋外での写真に取って代わったこと。
慣れとともに撮る写真が変わっていたことが顕著に表れています。
出口の見えないトンネルを抜けるためにできることは何か。
そっと写真に諭されてしまいました。
もう一踏ん張り、気を引き締め直して4月を迎えましょう。