連載中の「カメラを愉しむvol.34」は、『【Nikon】10万円以内で揃えるコスパ最強のフルサイズ「ニコン D610」』をご紹介いたします。
2009年9月18日 私にとってカメラ人生を大きく変える決断をした衝撃的な日です。そう、この日はミラーレスカメラの先駆け「Panasonic GF1」の発売日。このカメラをきっかけに「SONY NEXシリーズ」など一眼レフカメラからすべてをミラーレスカメラに移行いたしました。
もちろん「電子ファインダーが楽しくない」「AFの性能が・・・」などと不満ばかりでしたが、マウントアダプターでマニュアルレンズを使う楽しさと軽さ、小ささの魅力が勝り完全にミラーレス化という流れに至りました。
あれから10数年が経過し、ミラーレス全盛期になった今。「久しぶりに・・・気持ちいいファインダーを覗いて写真を撮りたい・・・」という思いからセレクトしたのはNikon D610!ニコンは私の原点でもあります。
「FM10」「F-501」「F100」「D100」「D70」「D200」と愛用してきましたが、グリップの赤いワンポイントを見ると「写欲」がぞくぞくっと湧いてきます。レンズは旧世代のデザインが好きなため「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」をチョイス。さてどの様な描写をしてくれるのか楽しみです。
エンジンに火を入れ、新鮮な海の幸を食べに太平洋の海岸線に向かいます。
一眼レフだけではやはり目立ちすぎるので「SONY RX100シリーズ」も同行してもらいます。
USB給電できるのも嬉しいですね!さすが最近のカメラです。
曇り空でコントラストの低いシーンではありますが、改めて「Nikonの色はニュートラルで良い」と感じます。
作られた色が多い今のカメラですが、ありのままを表現してくれるカメラは少ないものです。
サンフラワーフェリーを発見。学生時代このフェリーに車を積み込み、北海道を旅したことを思い出します。
撮影をしていると「かに汁」の文字が飛び込んでまいりました。身体が温まります。
真っ青なビーチも良いですが、船場もまたよいものです。
磯のにおいに誘われ・・・
バターの香りが・・・おいしそうです。
ビビット系を選択し撮影してみましたが、最近のド派手な発色ではなくとても好印象。
私はカキが苦手なのですが、このクリーミーな味わいが好きという方も多いことでしょう。
2000年代の定番中の定番レンズ。全く写りに古さを感じません。現代のレンズよりも味わいを感じる優しい写りです。
サザエさんとはまぐり。やはり浜焼きは最高です。
新鮮なイカ焼きもしょうがをたっぷりのせていただきます!
我が家は誰もお酒を飲まないので「ノンアルコール」で乾杯。
改めて感じたことは「重い」けど「価値ある重さ」だなと感じました。
▶ 明るく見やすい光学ファインダーは最高です
▶ ミラーショックが心地よく、歯切れの良いシャッターサウンドに胸が高鳴ります
▶ ニコンの発色がとても自然で編集もしやすい
もうメリットしか感じませんでした。500枚撮影してもバッテリーは1メモリも減っていない。
ミラーレスならいつも心配で2個バッテリーを常備していますがその心配も無用です。
改めて「こんな安くていいの?」そう思える1台。ミラーレスと使い分けて明るく綺麗なファインダー像を愉しみたい時用に皆さまいかがでしょうか?