いよいよ本日発売しました約6,100万画素という高画素モデルとして登場した『SIGMA fp L』。
Kasyapaの記事で紹介された『Art 24-70mm F2.8 DG DN』との組み合わせでも驚くような解像力を見せてくれましたが今回は『SIGMA fp L』と単焦点『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』の組み合わせで『Art』レンズの魅力をお伝えしたいと思います。
何気なく撮った一本の樹、開放絞りで撮った1枚です。
時間帯は16時少し前。陽が落ち始めて光量も少ないシチュエーションでここまで魅せてくれるとは『Art』レンズの実力を思い知った1枚です。
かっちりと写るだけでなく、柔らかい写りもボケも素晴らしい写りです。
ここまで細い線を描写出来るのは『SIGMA fp L』の高画素のおかげでもあるでしょう。
『SIGMA fp』の画素数では少し物足りないと思っていた方にとってはこの違いはとても重要なポイントではないでしょうか。
アスペクト比を「16:9」で撮影。「21:9」というシネマスコープが人気ですがこのアスペクト比もしっくりくるシーンも沢山あります。
中景でピントを真ん中に合わせた時の立体感とボケ具合も見事です。
ぜひ拡大して見てみてください。縮小サイズでも解像のキレがご確認いただけます。
数ある85mmのレンズの中でもトータルバランスに優れた『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』という選択に間違いはないと感じます。グリップなど付けていない状態での撮影でしたが、手振れによる失敗のケースなどもほぼありませんでした。シャッターショックのない電子シャッターのおかげですね。
ピントを奥に置いた状態でも猫の髭までしっかりと描写されていて解像にブレがありません。
『SIGMA fp』で撮影したカットに不満を感じたことはなかったのですが、『SIGMA fp L』はレンズの実力を真に引き出してくれたと感じた1枚です。
シグマのカラーモードは高発色なものや個性的な色ばかりでどれを使うのかも悩んでしまいますが
「ポートレート」のナチュラルで柔らかな色合いもぜひ注目していただきたいポイントです。
この写真はアスペクト比を「21:9」でカラーモード「ポートレート」。カメラ内現像でポートレートのステータスを「+2」にしました。
ステータスを「+」補正することでより色が柔らかくなるのでおススメです。
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さて、『SIGMA fp L』と『SIGMA Art 85mm F1.4 DG DN』の『Art』なコラボはお楽しみいただけたでしょうか。
実は『SIGMA fp』の約2,000万という画素数に特にデメリットを感じていなかったため『SIGMA fp L』に変えるメリットというものをそこまで意識していませんでした。
しかし今回の「高画素×高解像」の画を見て、『SIGMA fp L』に変えるメリットをとても感じることが出来ました。
新しいカラーモードというアピールポイントが目立ちますが、高画素となり大胆なレタッチやトリミングが可能になった点も素晴らしいポイントです。
『SIGMA fp』を既にお持ちの方でも新しい『fp』の表現を可能にした『SIGMA fp L』で撮影を楽しみましょう!
▽▽▽今回の機材はコチラ▽▽▽