【PENTAX】Kマウントワンダーランド~K-1 Mark II~
新しくカメラを始められる方が、まず鬼門となるのは各メーカー、各種【レンズマウント】ではないでしょうか。
この、カメラとレンズを結び付ける規格「マウント」を語りだすと話が尽きず、
単に各社の規格に終わらないカメラの成り立ちと変遷の歴史となります。
非常に奥が深いものになってしまいますので別の機会に致しましょう。
今回は【PENTAX】と【RICOH】ブランドの旧レンズを使って撮影をしました。
~RICOHがPENTAXブランドを引継いだのが2011年のこと。
さらにさかのぼること90年代には、RICOHブランドの一眼レフカメラが存在していました。
デジタルカメラになる前のフィルムカメラが全盛だった時代ををご存じの方には馴染みがあるかと思います。
RICOHの一眼レフはPENTAXと同じ【Kマウント】のレンズマウントを採用していました。
今回はこのKマウントのレンズ、
製造から30年以上も経っているので既に「クラシックレンズ」の領域です。
そのレンズ達をPENTAXのフラッグシップ機【K-1 Mark II】で撮影をしました。
マウントアダプターを介せず、そのまま現行カメラに装着できることにまず感動してしまいます。
【RICOH XRリケノンレンズ 50mmF1.4】
少し絞るとシャープになりますが、絞りを開けた描写が好きです。
【RICOH XRリケノンレンズ 50mmF1.4】
あいにくの雨模様でしたが、葉の水滴がアクセントとなりました。
ファインダーで見た通りの仕上がりです。【RICOH XRリケノンレンズ 50mmF1.4】
【RICOH XRリケノンレンズ 50mmF1.4】
【RICOH XRリケノンレンズ 50mmF1.4】
マウント:Kマウント
絞りにA(オート)ポジションがないレンズ、いわゆるKマウントレンズはボディ側をM(マニュアル)にし、
レンズ側を実絞りで使用します。
F1.4の柔らかいがギリギリ破綻しない描写が特徴で、絞り解放で使用すると楽しいレンズでした。
もう一本使用した広角レンズも同じく80年代レンズ。
【PENTAX Aレンズ 28mmF2】
マウント:KAマウント
絞りにA(オート)ポジションがあるレンズはレンズ側を【A】にすることで、ボディ側の絞り制御を可能としています。
コンパクトな外観と明るさを両立しているレンズ。
F5.6~8.0くらいの繊細でクリアーな描写に好感が持てました。
【PENTAX Aレンズ 28mmF2】
【PENTAX Aレンズ 28mmF2】
【PENTAX Aレンズ 28mmF2】
その時代のレンズを使うにはそれなりの制約や手順が必要ですが、趣味で使用しているので全く問題ありません。
ただ、異なる時代のKマウントレンズを同時に使用すると、非常に混乱します。
今回の撮影も、カメラ、レンズのどちらかの設定を間違えていて「使えない写真」を量産してしまいました。
撮影したらその都度背面モニターで確認することにしましょう。
K-1 Mark IIのファインダーはピントのヤマがつかみやすく、快適に撮影が進みます。
こういう重要なポイントがクリアーされているかが、ボディを選択するうえで重要です。
さすがフラッグシップ機。
スペックに現れない良さがあります。