すっかり夏を感じさせるようなよく晴れた日に、夢見ヶ崎動物公園を訪れました。
持ち出した機材はSONY α9とTAMRON 28-200mm F2.8-5.6
”動物園にいる動物”を撮るのは私にとってこの日が初めてです。
さっそく顔を合わせたのはフラミンゴです。
フラミンゴといえば片足で立つ姿を想像しますが、やわらかな羽根に首をたたんで顔を埋める姿もとても神秘的です。
鮮やかなピンク色の羽は食べ物のプランクトンの色素により保たれているそうですが、餌が変わるとまた異なった色をした羽のフラミンゴになるのでしょうか。
フンボルトペンギンと目が合いました。
まるでポートレートのような1枚に。
おっとりとした動物が多いこの園内で、水の中に飛び込んでみたり陸をトコトコ歩いてみたり… 一番自由に動き回っていたように思います。
人物を撮るときのように意思疎通はできませんし、風景を撮るときのようにそこでじっとしていてはくれません。
ここで動物を撮ることの難しさを実感し、思わず唸ってしまった思い出です。
地層のような亀の甲羅の模様に、独特の質感もしっかりと感じられます。
陽の当たる部分と影とのコントラストによりとても凛々しく見えました。
ゆっくりと石から石へ渡り切る姿を、時間を忘れて不思議と見つめてしまいました。
動物園での撮影となりますと柵を前ボケでぼかしての撮影方法となりますが、こんな風に柵にもたれかかるような姿も愛くるしいです。
こうして見ると、毛1本1本の色や生え方に違いがあることがよく分かります。
最後に、帰りがけに出会ったお食事中の猫をこっそり撮りました。
普段あまり触れ合うことのない柵の中の動物を見てきたせいか、少しほっとした気持ちでシャッターを切りました。
この日撮影した中で、柵がうまくボケずぼんやりと動物に被ってしまった写真がありました。
まだまだ練習が必要です。
またいつか動物園に行く機会があれば、それを個人的な課題としたいと思います。
うだるような暑さが続きますが、緑に囲まれ涼しげな風が通り抜けるようなここ夢見ヶ崎動物公園で、のんびりと過ごす動物たちに皆さまも癒されてみてはいかがでしょうか。