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【Nikon】Z fc発売決定!!【ご予約受付中】

【Nikon】Z fc発売決定!!【ご予約受付中】

魅力的な新製品が発表されました。

「Nikon Z fc」

クラシカルなレトロ調と言えるカメラの外観に最新のミラーレス機を詰め込んだ機種となります。

特にNikonのファンの方は連綿と続くNikonのカメラの歴史をさかのぼったかのような
「オールドフィルムカメラ」ライクな外観が、こころに突き刺さるのではないのでしょうか。

2021年7月1日から予約が開始されたこの「Nikon Z fc」に関し、これからご紹介させていただきます。

まず「Nikon Z fc」の名称からです。
70年以上連綿と続いてきたニコンとカメラの「過去」、「現在」、「未来」へと歴史をつなぐものという意味を持つそうです。
「f」は、精密機器の感触と高画質の「融合」を示す「fusion」の「f」とニコンの歴史を築いてきたカメラを象徴する「f」の意もあります。
「c」に関しては伝統を受け継ぐカメラをより「casual」に使ってほしいという願いをこめているようです。

「Nikon Z fc」はニコンDXフォーマット、つまりAPS-Cサイズのセンサーを持つZシリーズのミラーレスカメラとなります。
現行機である「Nikon Z50」と同等の画素数である、2088万画素のCMOSセンサーと画像処理エンジンEXPEED 6を搭載しております。
メディアはSDXCのワンスロット。
ISO感度はISO100~51200と余裕があるので通常の撮影には何ら問題のない、高感度にも強いスペックであるかと思います。

外観を見ていくとボディは、マグネシウム合金による高い堅牢性を保持しております。
上面には、シャッタースピード、露出補正、ISO感度の3つのダイヤルがあり
さらに絞り表示のパネルが配置されており、特にそのアルミからの削り出しのダイヤルはとても高級感を感じられます。

ファインダーが丸型のアイピースとなりフィルムカメラ時代の形状を彷彿とさせるのもこだわりが感じられます。
Nikonのロゴも直線なデザインや文字は金属鏡体に彫り刻まれている刻印文字となるのも、かつてのフィルムカメラの世代を思い起こさせます。

実にレトロな外見ですが、背面液晶はNikon Zシリーズでは初のバリアングルモニターを装備しています。
DXフォーマット機であるということで、全体にコンパクトでありますが、バッテリーを横方向に収め、フィルム機を彷彿とさせるフラットボディを実現させています。これによりまさに気軽にカジュアルに軽快さを体現させた機体となっています。

今回、レンズキットとして準備されたのは2種類。
「Z fc Z 28mm F2.8(Special Edition)レンズキット」
「Z fc 16-50 VR SLレンズキット」


Nikon NIKKOR Z 28mm F2.8 (Special Edition)

1970~80年代頃のマニュアルレンズにインスパイアされた、ヘリテージデザインのフルサイズ対応小型・軽量単焦点レンズです。
全長約43mm、質量約160gと小型軽量なので「Nikon Z fc」とは最適の組み合わせではないでしょうか。


Nikon NIKKOR Z DX 16-50mm F3.5-6.3 シルバー

こちらは「Nikon Z50」との組み合わせで既に発売されていた、Z DX 16-50mm F3.5-6.3のシルバーバージョンです。
Zマウントは今までのFマウントと比べてとても大きくなっているためフィルムカメラ時代のスタイルを再現するには相当苦労したことかと思います。特に、このシルバーバージョンのレンズは組み合わせてもコンパクトにまとまって見えるのはデザインの勝利なのではないでしょうか。

勿論、Zシリーズの機体ですのでFTZを組み合わせればNikon Fマウントのレンズを使用することもできますので、資産を活用されたい方にもよろしいかと思います。

さて、ここまで「Nikon Z fc」の外観を見ていると、あるフィルム機が思い浮かんできます。

そう、「Nikon FM2」です。*今回撮影に用いたのは「New FM2 T」になります。
1980年代に発売され、広く愛されたフィルムカメラです。
昔からのNikonファンの方は見ただけで、分かってしまうのではないでしょうか。

上面を眺めると本当によく似ています。

今でも人気のある「Nikon FM2」のデザインを受け継いだと思うとワクワクします。

ボディのサイズはFM2とほぼ同じ。上部のダイヤル配置や直線基調の外観は、1970~80年代頃のNikon機をインスパイアしたものですし、ペンタプリズムやボディ、シルバーと黒のバランスといった部分は、FM2に近い印象で再現されています。
レンズの紹介の際にも触れましたが、Zマウントになってマウント径がとても大きくなっていますので「Nikon FM2」のようなフィルム機のデザインを再現するのは本当に大変だったと思われます。
ファインダーの丸形も当時の接眼部を再現しており、わざわざ「接眼目当て DK-32」という新パーツを用意したそうです。

往年のフィルム時代のフラットでグリップレスなボディは今のミラーレス機に求められるコンパクトで持ち出しやすい軽量なボディにつながるものです。
カメラで撮影する前からクラシカルでレトロなスタイルを楽しみ、撮影に際しては軽量軽快なカメラを持ちながら、本格的な撮影を楽しめる。
日常的に楽しめるパートナーとして風景やストリートフォト、テーブルフォトなど日々のスナップ撮影などにとても向いている機種ではないかと思います。
フィルム時代のニコンを知らない世代の方にも、往年の時代を知りニコンのフィルムカメラを求められる方にも、写真を撮るということを純粋に楽しまれることを目的とした方にもこの「Nikon Z fc」は応えてくれるカメラではないかと思います。
是非、皆様もこのNikonのクラシカルなミラーレスカメラを楽しまれてみてはいかがでしょうか。

[ Category:Nikon | 掲載日時:21年07月02日 19時03分 ]

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