【FUJIFILM】魅惑の28mm相当、F1.4の世界。
ズバリ言うと、私は28mmが大の苦手です。
写り込む要素が多い割に、広さを見せるには難しい画角。
構図を決めて撮る際も被写体との距離感が難しく、ノートリミングで撮るには世界一難しい焦点距離なのではないかと思っています。
過去に『RICOH GR』や『XF18mm F2 R』なども所有していたのですが、使いどころが難しく感じて手放してしまいました。それもあって現在は28mm単焦点は所有せず。
そんな私が「これはいいレンズだな〜」と感じたのが『FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XF 18mm F1.4 R LM WR』なのです。
開放から高い解像力があって、しっかり寄れる。もうこれだけで28mmの撮れる幅が大きく広がります。ウチの愛猫にギリギリまで寄って撮影したのですが、ボケ味も美しい。お目目クリクリです。
少し絞ってF4で撮影。距離を取ってシャッターを切れば、広角らしい被写界深度の深い写真に。
キチンと写って、キチンとボケる。広角ポートレートに最適な描写性です。
偉大なる岡本太郎先生の作品。
逆光でもなんのその。娘が向かったのは…
D51の運転席でした。見るだけです。
背景をあまり写り込ませたくない場合はグイッと寄ってフレーミングする。APS-C用レンズはそんなにボケないと思っていたのですが、いやいや距離をコントロールすると想像以上にボケ味を楽しめました。
銘玉揃いのXFレンズですが、その中でもワンランク上の素性の良さを感じたレンズです。