【PENTAX】マイダーツを紹介いたします。~その2~
前回のブログでバレルのエッジをマクロレンズで撮りたいと考えた筆者は、今回早速『HD DA35mm F2.8 Macro Limited』を使って、再びバレルの撮影に挑みました。使ってみて、やはり物撮りにはマクロレンズだ、と痛感しました。
10セット近く持っているバレルの中で一番愛用したのがこちらのバレルです。数々の思い出を筆者にもたらしてくれた最愛の相棒です。10年前から5年間くらい使っていたのでかなり年期が入っています。
ダーツには『ここで入れれば勝ち確定。外したら負け確定。』というシーンが稀にあります。今でも覚えているのがこのバレルと共に出場したハウストーナメント(ダーツバー単体で開催される大会)です。ブル(真ん中)に3カウント分入れれば勝ち確定、出来なければ負け確定というシーンに出くわしました。1本目は外し、2本目はアウターブル(真ん中の外側部分)で1カウント、会場に『おっ!』という期待のどよめきが走りました。3本目でインナーブル(真ん中の内側部分)で2カウント取り見事に勝利。会場に『うおーっ!』という歓声があがったりピーィッという口笛がしたりで、アドレナリンが大量に出ました。対戦相手にも『今のはシビれました。』と言われ喜びもひとしお。こういう体験を積み重ねるとダーツは病みつきになります。
単調な溝ではなく、大小出っ張りがあるところにこだわりを感じます。このバレルも1万円以上したのですが、低価格のバレルだとこういう絶妙な細工はありません。高いものと低価格のバレル、どちらも実際のスコアーはまったく変わりません。ただ、こういったところが握り心地・投げ心地につながり、筆者はこの心地良さを求めて高いバレルを使っています。
ダーツ同士がぶつかって出来た傷まで、マクロレンズは見事に表現してくれました。
この溝も良く彫られています。目的ははっきりしていませんが、おそらく空気をしっかり掴んで飛びを安定させるためだろうと考えています。
このバレルは特殊な規格のティップ(先端パーツ)を使用しており(写真右側)、一般的なティップ(写真左側)よりもネジの部分が1.6mm細くなっています。このことによりバレルの先端部分をより細くできるため、同じ場所への集弾率が高いバレルを作ることができるそうです。
前回は普通のレンズを使用したため、思うように寄って撮ることが出来ず心残りがありましたが、今回マクロレンズを使ってみて思う通り寄る事が出来、巧みに施されたエッジを見事に写し撮ることが出来て大満足です。流石は『ペンタックス HD DA35mm F2.8 Macro Limited』です。