【SONY】低照度の環境で金魚を撮影するチャレンジ
SONY α7IIIとCarl Zeiss Batis 40mm F2で低照度環境の撮影にチャレンジしようと金魚を展示している美術館へ。
魚の撮影というのは、水族館もそうなのですが被写体が動くし水槽越しだし、慣れるまでちょっとコツがいる被写体です。
私も水族館含め、魚を被写体に選ぶと失敗がかなり多いので今日は練習がてら金魚を被写体に選びました。
背面液晶を確認しながら、ISO感度を限界まであげると写真自体に結構なザラつきが出ますが被写体がわかる程度に調整します。
館内に照明があまりないので、調整してもだいぶ暗いです。
このあたりは普段から写真撮影を趣味としているとだいたいどのくらいかな…というのが掴めてくるのですが、照度が本当に低いとISO感度だけでは補えないのでシャッタースピードを調整して光をとらえられるようにします。
ただ、シャッタースピードを遅くしてしまうと被写体が動けばもちろんブレが出ますので、動く被写体を低照度の環境下で撮影するというのはなかなか難しいと思います。
ISO感度と、シャッタースピードを調整し終わって撮影をしてみた感じどうでしょうか。
最初よりも光が写真に入って良くなった…と思うのは自己満足としか言いようがないのですが、写真を撮影していて自分が納得まで撮影するというのは大切なことだと思っています。
体の模様に個性があり、美術品さながらの美しさがありますが彼らはみんな生きているのでずっとじっとしていてはくれないのです。
気長にシャッターチャンスを待ち、良いポーズをきめてくれるタイミングを見計らってシャッターを切らなければいけない気まぐれなモデルたちは時折こちらを向いてサービスしてくれます。
水槽の側面に凸レンズや凹レンズがついている不思議な水槽から中を覗き見ると、中にいる金魚たちが万華鏡の柄のようになります。
見つめていると不思議な気分になってくる水槽でした。
Carl Zeiss Batis 40mm F2が良い仕事をしたカット。光を反射するビー玉がカラフルなアクセントになった透明感のある写真。
泳ぐ魚を撮影するときに透明感が表現できていると嬉しい気持ちになります。
黒くてコロンとした金魚を水槽の上から。
丸みがある形がかわいい金魚ですが、和菓子のようでおいしそうに見えてきます。
水槽の中の動きが作る波紋に光が当たり、水槽の底に作られる影が素敵でした。
だいぶ奥まで歩いてきました。金魚たちはさまざまな形の水槽の中を泳いでいる。
金魚を魅せるための照明がいくつもの陰影を作っていました。
特別、高感度に特化した性能ではないSONY α7IIIでも低照度環境で撮影は可能です。
ただ、やはり撮影後にAdobe Lightroomなどで露光を調整しノイズ除去を施したほうが良いかもしれません。
今日の写真はかなり低照度の環境で撮影していて、露光を調整していますが真っ暗な中でも色をしっかりととらえているのが流石だと感じました。
美術館の一番奥までたどり着いてしまったので、今日のチャレンジはそろそろ終了です。
金魚を見すぎて、自分でも飼ってみたくなりました。
それではまた。
今回使用した機材はこちらです