【Panasonic】G9 PROのデジタルズーム機能で楽しむ秋の水辺
前回は秋の川辺で撮影した彼岸花の画像を紹介しましたが、今回は秋の水辺と題しまして様々な生き物をデジタルズーム機能を使用して撮影した画像を紹介したいと思います。
使用機材は同じく「LUMIX DC-G9 PRO ボディ」と「LEICA DG VARIO-ELMARIT 50-200mm F2.8-4.0 ASPH.」です。
G9のMENUボタン→[撮影]→[デジタルズーム]→[4X]/[2X]を選択して使用します。画質は拡大するごとに劣化しますが、元のズーム倍率の最大4倍まで拡大して撮影することができる機能です。
彼岸花の咲き乱れていた川辺を通り過ぎて歩くこと約10分、大きな沼のある水辺でアオサギを見つけました。背景の紫の花が華やかさを添えてくれています。焦点距離200mm(換算400mm)、絞り値F4、ISO200でデジタルズーム2倍での撮影です。
少し先にはコサギがいました。白いサギにはダイサギ、チュウサギ、コサギといますが、コサギは足指がよく見ると黄色で、そこが見分けのポイントの1つなようです。こちらもアオサギと同じ条件での撮影です。
ちなみに2羽の位置関係はこのような感じです。手前にアオサギ、奥にコサギがいました。なんとなく2羽ともこちらを見ているような気がします。こちらは焦点距離50mm(換算100mm)であとの設定は同様です。
最初にアオサギが水面近くにいたので魚でも食べてくれるかと期待しつつカメラを構えていたのですが、ふらりと斜面側に歩き出し草むらにクチバシを突っ込んで何かをパクッと食べていました。帰宅してから画像を確認してみるとトカゲを食べていたようです。魚か虫を食べているイメージだったので少し驚きました。
水辺エリアを抜けて湿地のようになっている箇所へ向かいます。多様な植物で覆われたそこには虫や小魚の姿が。飛び回るトンボは早くて追うのが大変だったので足元に目を向けてみるとオレンジが目立つツマグロヒョウモンがいました。オレンジに黒い斑点のこちらがオスです。
別の場所にいたこちらのツマグロヒョウモンがメスだそうです。筆者は正直別の種類の蝶かと思いながら撮影していました。
以下はせっかくならとデジタルズームなし、2X、4Xで同じ場所から同じ設定で手持ちで撮影した画像をまとめたものです。
彼岸花の咲く斜面に背を向ける形で撮影したカワセミは川の土手沿いにある枯れた植物にとまっていました。実は先に撮影している人がいて「あそこにいるよ」と教えてもらいました。いつもカワセミがとまっている杭にはいなかったので教えてもらわないと気付けなかったかもしれません。有難く思いながら何枚も撮影しました。
今度は湿地にいたシオカラトンボです。珍しい虫でもありませんがトンボの複眼や翅がうまく撮れていると嬉しくなります。この画像も確認してみて手持ちでここまで撮れるのかと驚いた1枚です。
最後はハグロトンボです。名の通りに黒い翅を広げて飛んでいたので、どこかにとまるまで粘って撮影しました。その甲斐あってか朝方まで降っていた雨の名残のあるスイレンの葉にとまってくれました。
やはりデジタルズームの倍率が高いほど細部が荒くはなっていますが、手振れ補正もよく効いてくれていて個人的には手持ちでこれだけ撮影出来ていれば十分に感じます。本来はデジタルズーム使用時は三脚とセルフタイマーを使用しての撮影が勧められているので、もっと精細に撮影できるのかと思うと凄いことだと思います。
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