【Canon】アダプターで拡張するEOS Rシステム 「可変式NDフィルター」
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ついに登場となったEOS R3。
Canonのスチル機としては初の30分以上の連続動画記録を実現し、6K 60P RAW動画の内部記録が可能となるなど、まさに映像の新時代を表すボディ。
(本記事ではCinema EOSを除くEOSシリーズに焦点を当てています。)
EOS 5D Mark IIでのFull HD動画の撮影から始まり、EOS R5での8K RAW動画の内部記録等、常にあっと驚かされるEOSシリーズの動画機能。
EOS Rシステムにより、EOSムービーの可能性はさらに拡大しました。
RFレンズと、アダプターを使用することで70種類を超えるEFレンズの組み合わせで多様な映像表現が楽しめます。
そこで、今回はこのEOS Rシステムの拡張性の要であるマウントアダプター、中でも映像での相性の良い「ドロップインフィルターマウントアダプター EF-EOS R 可変式NDフィルターA付」をご紹介いたします。
それではまず、EF-EOS R 可変式NDフィルターA付を使用して撮影した動画をご覧下さい。
ボディはEOS R5、レンズはEF8-15mm F4L フィッシュアイ USMを使用しています。
本撮影に当たっては、感染予防やソーシャルディスタンスを配慮して行っております。
いかがでしょうか。
撮影をしていて可変NDで心配される光のムラ等は全く気になりませんでした。
本撮影で使用したのは「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」
ご存知の方も多いと思いますが、レンズ前玉がかなり前に湾曲しているいわゆる出目金レンズ。
それ故に通常の円形フィルターは装着できません。
ところがこのアダプターを使用することでNDの効果を得ることができます。
後玉側にフィルターが着く為、フレアやゴーストの影響も少ないように感じます。
さて、このアダプター。
仕組みとしてはアダブターの中に専用のフィルターをドロップインすることが出来、そのフィルター自体の外縁にあるダイヤルを回すことで中のフィルターが回転し、濃度を調整するというもの。
数値としてはND3からND500相当の可変率です。
ぜひ、下の写真のバーを左右に動かしてみてください。
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実際に使用すると屋外の撮影であっても特に不自由なく適正露出を保つことが出来ました。
EOS Rシステムの本格始動に合わせて、RFレンズを数多く登場してきておりますが、バリエーションの豊かさはまだまだEFレンズの方が有利。
これは一朝一夕で変わるものではありません。
しかし、”負けている”ということではなく、それらと協調してシステムが組めるのはやはり一貫してEOSシリーズのなせる技。
アダプターを使用しても今までのEFシステム同様にレンズが使用できるのはとても心強いです。
さて次回は可変NDがなぜ重要なのかご紹介できればと思います。
乞うご期待ください。