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【Leica】Q2モノクロームで撮影する日常

【Leica】Q2モノクロームで撮影する日常

少しずつ涼しくなってまいりました。
家の中で過ごす時間が増え、インドア派な筆者も少しずつ飽きという感覚が芽生えてきました。
そんな中で新鮮さを与えてくれたのがモノクロ写真です。
散歩の際になんとなく撮った写真でも案外ドラマチックにキマったりするのが楽しく、カメラの設定はモノクロで家を出る事が増えてきました。

そして先月のブログ【Leica】Deep breath -Q2 MONOCHROM-を見て、モノクロ動画に興味を持ちました。
マップカメラスタッフが製作しているブログですが、我々は筆者であり、もちろんその読者でもあります。
ブログに心揺さぶられ購入に至った機材も何台か…!
今回もそのような流れになりそうです。

現在使用しているLeica M4では撮ることのできない動画、それもモノクロ専用センサーが描き出す動画はどうなのか…!募る疑問を自分で解決してみることにしました。

さっそく動画をご紹介します。


さて、動画から切り出したものや実際に撮影した写真をお見せしながらそれぞれのカットをご紹介していきたいと思います。

最近暇を見つけてはコーヒーを淹れる練習をしています。
豆の種類や焙煎具合、ネルドリップやフレンチプレスなど淹れ方によっても味が変わるため、毎日飲んでも飽きません。
試行錯誤しつつ一杯を淹れるというのは、好みのフィルムを選んでじっくり撮影するフィルム写真に通じる部分を感じます。

今回はモノクロに合うのではないかと思い、ドリップ素人ながら様子を撮影してみました。
スプーン2杯分豆を挽きたかったのですが、つい勢い余って一杯入れたところでスイッチをオンに…。
動画外でもう一度豆を挽く事となりました。
もっとスマートにコーヒーを淹れられるよう精進して、いつかはドリップまで全編お見せできればと思っています。

描写はというと圧巻の一言。
特に豆の照り感が綺麗に写し出されています。
三脚に据えて設定を決め録画ボタンを押すだけでこのモノクロ撮影が出来るというのはとても便利です。
クロップ機能を使用してレンズの付け外し無しでシームレスに28mm、35mm、50mm、75mmの変更を行う事ができる点も魅力的でした。

コーヒーを片付けて出かける頃にはもう夕暮れでした。
日没までのタイムアタックをしつつ自転車で多摩川まで全力で向かいました。
川を挟んで向かいは側はどんよりとした雲が立ち込めていました。
締まりのある黒が非常に綺麗です。

こちらの写真は動画切り出しでなく、長秒露光し撮影したものです。
滑らかなモノクロの水面が綺麗で川辺にはコウモリが飛んでおり少しダークな雰囲気でした。
コウモリといえば、旅先のトイレの換気扇から冬眠中のコウモリが落ちてきて非常にびっくりした覚えがあります。
お腹はとても軟らかく餅のようで、肩に落ちてきた時の大福のような感触は今でも忘れられません。

最後のカットはもうほとんど日が暮れてしまった中での撮影でした。
電車の灯りが印象的です。
MF時のフォーカスリングも、AFレンズとは思えないほどしっとりと、しかし滑らかで、ピントを外して玉ボケにしていく際も非常に快適でした。

ちなみに今回はセンターポールを90度に倒すことのできるManfrotto befree GT XPROを使用し被写体の直上から撮影を行いました。
手軽に俯瞰撮影ができる三脚は数少なく、アームなどを使用し雲台を横へ伸ばす方法もありますが、
この三脚は必要なときのみセンターポールを倒し撮影が行えるため本当に手軽です。

最後に動画では捉えることが出来なかったのですが、シャッタースピード1秒よりも速く動く生物の残像です。
こういった出会いをすぐ記録できるのがスナップ撮影の醍醐味だと思います。
今回は動画をメインでご紹介しましたが、28mmは言わずと知れたスナップ撮影に適した画角です。
軽快にお散歩スタイルで撮り歩くのも素敵だと思います。

モノクロならこのカメラに任せたい。
そう思わせてくれる究極の一台です。



今一番お気に入りの三脚です。

[ Category:Leica | 掲載日時:21年10月19日 10時30分 ]

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