【TAMRON】28-75mm F2.8 Di III VXD G2 ファーストインプレッション
28mm : f2.8 1/125 ISO100
2021年10月28日「TAMRON 28-75mm F2.8 Di III VXD G2 / Model A063S(ソニーFE用)」が発売されました!
本記事では外観比較や作例、所感をお話いたします。
まずは前モデル「28-75mm F2.8 DiIII RXD / Model A036SF」との外観を比較してみました。
前モデルから主にAFのスピードや解像力が進化し、全長は少しだけ短くなりましたが、全体的に鏡筒が太くなりました。
ですが、フィルター口径は同じなことに驚きます。TAMRONの67mm径へのこだわりを感じます。
先日発売された「SIGMA Contemporary 28-70mm F2.8 DG DN」と比較してみると、本レンズが大きいことがよくわかります。
ですので、コンパクトさを優先したモデルチェンジではないことがよくわかります。
ではどのぐらい写りが進化しているのでしょうか。
使用したボディはα7RⅣ。有効画素数約6100万画素に耐えられる解像度なのでしょうか。
まずはこちらの作例をご覧ください。
75mm : f2.8 1/500 ISO100
開放での一枚、表現力・解像力に非常に驚きました。
水滴の立体感ある表現が美しい描写です。
50mm : f2.8 1/125 ISO100
28mm : f2.8 1/1000 ISO100
開放で撮影しても、後ろボケがとても自然です。
自然な描写をしてくれています。
44mm : f2.8 1/800 ISO100
28mm : f2.8 1/125 ISO100
こちらの写真は水滴にピントを合わせてみました。
水滴箇所を拡大すると、α7RⅣの威力が抜群に発揮できていることがわかります。
2線ボケも出ていません。
59mm : f2.8 1/100 ISO8000
F2.8ですので、夜間の撮影も行うことができます。
あえて難しい光があたってる葉を撮影してみましたが、見事な光の捉え方です。
四隅に近いにも関わらず、丸ボケも美しいです。
28mm : f2.8 1/100 ISO2500
繰り返しとはなりますが、開放からの解像力、光の捉え方、後ボケの滑らかさ、丸ボケ、本当に素晴らしいです。
正直今まではTAMRONはコストパフォーマンスやコンパクトさを優先させたレンズ作りの印象が強かったですが、本レンズは今までの常識を覆してきました。
厳密に比べてはいませんが、純正GMレンズに匹敵するほどの質の高さではないでしょうか。TAMRONのレンズもα7RⅣに対応ができるほどのレベルが高いレンズが出てきたのです。
AFスピードも速いため、動き物や動画撮影にも十二分に対応できるかと思います。
次回はこちらのレンズで動画撮影に挑戦してみたいと思います。
欠点が見つからなかったほどこのレンズは本当に素晴らしい。心から思いました。
ぜひあなたの相棒にしてみてはいかがでしょうか。